森林セラピストと行くバラギ湖〜摘み草料理体験とヨガピクニック〜 下見の巻
来年のグリーンシーズンは毎週末、半日程度の森林散策「森林セラピストと行く○○ツアー」を実施したいと思っています。春〜夏の間は花の良さげなところを訪問していきますが、嬬恋村観光商工課のブログにバラギ湖のレンゲツツジが開花した情報が載っていたので様子を見てきました。
いろいろと回ってきましたが、(自分が)来年の実施コースをイメージしやすいように、散策するコースに沿ってレポートしたいと思います。
バラギ湖畔にあるキャンプファイアー場はバラギ湖キャンプ場の所有。この素敵な場所でお客様と待ち合わせたい。会話も弾みそうです。レンゲツツジの花はピークを過ぎていました。
やや右に進みながら湖まで来てみると、ハスがあります。記憶ではボートハウスの方にあったはずですが、いつの間にか移植していたのですね。ハスは仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされるそうで、もちろんヨガとも関係があります。今回のコース、最後の決め手はこのハスの位置で決まりました。
湖沿いに時計回りで歩いて行きます。白樺の間からバラギ湖が覗きます。
キャンプ場を越えてもそのまま進みます。ここにあるのはワタスゲではなくサギスゲです。
イタドリやウコギがあります。この辺りから、私の考えは摘み草料理も交えたプログラムにする気になってきました。
奥の湿原を横断します。ここからは早春、ミズバショウやザゼンソウが見られるところです。ベニシジミが近くに飛んできました。
バラギ湖裏側(北側)まで来ると、湖の向こうに浅間山塊が姿を現します。標高1,300mのバラギ湖ですが、この位置から釜山火口の中が見えるということは嬬恋側の火口がかなり低いということがわかります。
コースとしてはこの辺で戻り、北西の森の中に進んでいきますが、万座の釣り師・黒岩一将氏が偶然釣りをしていたので近寄ったところ、いきなりヒットしました。25センチのレインボートラウトです。
満足な様子の一将氏。そして本当にUターンして、北西の森を目指します。バラギ湖に注ぐ川の名前は解りませんがこの合流地点で寝そべられそうないい場所がありました。ここで小川のせせらぎを聞きながらゆっくりしたいです。
ヤマウドやミツバがあります。
北西の森の中です。ここはキャンプ場的にはサイクリングコースになっています。リョウブなどもあります。
白い花はガマズミ。左の森の中からはキョッキョッと野生動物の声が聞こえてきます。
声の主はアカゲラ。先日もこの付近でナイトウオークを実施した時に巣の中にいるのを起こしてしまいました。アカゲラさん、ごめんなさいね。
森の中に降り立ってみます。シロネの香りがぷんっと。小川の中も覗いてみました。先月のナイトツアーで見たカワゲラの姿はもうありません。
ヨモギも摘み草料理の定番です。ヤマブドウの若芽とつるがありました。これはごちそうになるんです。
湿原との分岐まで来ました。チゴモズがカエルを狙っています。
オオヨシキリのけたたましい鳴き声。春からまだ続いています。モリアオガエルの鳴き声も聞こえますがどういう訳か卵塊に出くわしたことはありません。
ニガナはサラダになります。アヤメは…花の鑑賞だけでしょうね。
キャンプ場に戻ったら、ウオーキングの後のストレッチをしたいところです。日陰となる広い草原もあります。その後に、ここまで歩きながら頂いてきた山の恵みを、この炊事場でちょちょいと料理していただきましょう。わあ、なんて楽しそうなツアーなのでしょう!来年が楽しみですね。6月上旬〜中旬に実施しようと思います。お楽しみに!