村上山登山&鹿沢園地「清流の小径」下見ウオーク



村上山(1746m)は登山の出発地点に休暇村鹿沢高原、さらに環境省鹿沢インフォメーションセンター、その他にも公衆トイレ、ウッドデッキ、野草園など、設備面は非常に整っている。この登山コースを商品化するために、何年振りかに村上山に登ってみた。






  


まずは鹿沢インフォメーションセンターへ。ここで登山道の確認や旬の花情報、付近の自然のことなどについて情報を得ると良い。駐在スタッフがいれば直接聞いてみてください。もちろんトイレもあります。




  


休暇村鹿沢高原の駐車場を横切る。左手に見えるのが村上山。ここに、野草園があったので寄り道してみます。




  


季節の花々が咲いています。秋だったのでヤマトリカブトの他、珍しいシラヒゲソウが咲いていました。シラヒゲソウは嬬恋村では他に干俣の方に自生しています。




  


カンボクの実は熟すと赤くなるのだが、はて?黒いものがあるが、赤の後に黒くなるんだったっけかな?
野草園は湿原だった。花の説明看板がある。




  


休暇村鹿沢高原の左側を進む。すると、突き当りの場所に上に上る階段があり、ここが村上山登山道入口。




  


この辺りまでは環境省のエリアで、案内看板がしっかりしている。ミズナラを主体とした広葉樹林だったが、




  


登り始めると、すぐにカラマツの人工林になる。このカラマツ林では、間伐を計画的に実施し、下層植生が発達し、多様な樹種が生育する森林の造成を目指しているそうだ。伐られた間伐木が玉切りになってあちこちに積んである。




  


代わり映えしないカラマツ人工林の景色で、林床の笹が激しく虫食いになっているのが目につく。セセリチョウの類の仕業だろうか?
カラマツが終わってからは、ゴヨウマツの大木が目立つようになる。




  


山頂手前で、平坦になる場所がある。ここでくるっと振り向くと浅間山が見えて感動する。




  


ここのあずまやは広め。大人数が休憩できそうだ。手前に湿原の看板があった。帰りに寄ってみよう。




  


この上も天然林。巨木は無いが大木なら普通にある。そして村上山山頂。


  


山頂付近では、猛禽類が複数羽で飛んでいた。少なくても3羽はいた。ノスリかな?
山頂看板から10m位、前に進むと、浅間山が見える。





村上山山頂から見る嬬恋平野は、近くて、とても広い。まさに眼下だ。区画されたキャベツ畑とじゃがいも畑は、まるで絵画のように見える。




  


ぐるーっと見回す。鎌原の方、大笹の方、田代の方…







ビデオカメラで山頂付近を撮ってみました。




  


山頂付近の天然林を抜けて、先ほどのあずまや横にあった湿原に寄ってみる。…が、特にこれといったものは無かった。夏は湿原植物が観察できるかもしれない。




  


カラマツ林に西日が差し、私の木漏れ日のシャワーを浴びせる。とても気分がいい。
さて、登山口まで戻ったが、折角なので久しぶりに「清流の小径」を歩いてみる。




  


整った遊歩道。区画がなされウッドチップが敷いてある。ところどころに、自然の説明看板などがあり、地域の自然について学ぶこともできる。




  


そして湧水川まで来ると、複雑だが立体空間を生かした、雰囲気の良い木道が出現する。木道の下にはベンチがあり、休憩もできる。おお、なんて素敵な空間だ。そういえばこんなんだったっけか。




  


湧水川と一体化したデザイン。使った木材も、かなりのこだわりがあるようだ。




  


こちらも木道下のベンチ。こういうところで極上スイーツと篠笛演奏でおもてなしすることができたら…。この先は階段の無い長い木道だが、これもまた雰囲気バツグン。




  


木道を降り切ったところで、これまた凝ったあずまやがある。どうも古民家の材を使っているように見える。実際のところは解からない。
その先には情報センターと呼ばれる場所があり、「清流の小径」についての情報や、この鹿沢園地の概要等を知ることができる。




  


道路横にある遊歩道を登り進んでいくと、不思議なカーブのあるつり橋にたどり着く。しかしまあお洒落なつくりだ。




  


つり橋の先は鹿沢インフォメーションセンターの2階。ここで椅子に座って語らったり、教の思い出にふけるのもまた良し。つり橋を渡らない場合は、休暇村鹿沢高原の駐車場かホテル玄関に出ます。


村上山登山は片道約1時間程度の山なので、それだけだとちょっともったいない。登山後は、この清流の小径をたっぷり寄り道しながらストレッチしたりとか、マイナスイオンを貰うとか、森林セラピーの静的なプログラムを味わってもらえたら、どんなにいいかと思う。


この鹿沢園地「清流の小径」コースは、森林セラピーに最高のコースでした。