放射性物質含有量を測定するために嬬恋村産菌根菌性野生きのこ二種を群馬県に提出しました。




今朝群馬県中之条合同庁舎に行ってきました。理由は嬬恋村の菌根菌性野生きのこにどのくらいの放射性物質が含まれているかを調べてもらうためです。


10:30、群馬県林業振興課のMさんと吾妻環境森林事務所で待ち合わせ。




  




オオツガタケとクリフウセンタケ(ニセアブラシメジ)


を600g用意してきましたが、古いものは昆虫などがたくさん入り込み、本来の野生きのこの放射性物質含有量と計測結果が異なってしまう恐れがあるため、老菌を100gずつ省き、500gずつを持って帰っていただくことになりました。


環境森林事務所の皆さんも興味津々。「ほほう、この匂いは…?」




  


アイシメジかミネシメジかの同定できずにいた、ウラジロモミ林で採取したキシメジ科きのこをMさんに鑑定してもらった。匂いはアイシメジだが、一つだけ、裂いた柄の部分が赤変しているものがあり、これはミネシメジの特徴だそう。しかし変異種の多いきのこなので、とりあえずはアイシメジであろうということになった。


このアイシメジも250g程用意してきたのだが、一部微妙な個体があったのと、一般的に食べられている野生きのこの方が良いだろうということで、アイシメジは持って行かれなかった。しかし、北軽井沢の直売所で、このきのこが売られているのを私は見たことがある。


他にも、ホテイシメジを600g以上持ってきてあったのだが、ホテイシメジは「毒」とみなしているケースが多くなっているので、こちらも今回の検査には不適切とされ、最終的にはオオツガタケとクリフウセンタケ(ニセアブラシメジ)の二種のみ検査されることになった。


検査結果は、明日以降だそうです。あー、待ち遠しいこと!