長野原町、吾妻渓谷付近のハイキングコース考察(3) 川原湯付近




吾妻渓谷ハイキングコースとセットで歩けるハイキングコースを模索中。


さらに先に進み、川原湯温泉付近を検討してみる。前から気になっていた「不動の滝」へ。






  


不動の滝遊歩道入口付近の駐車場に車を止め、進むと、まずは長い石段が。この石段はそんなに滑らなかった。




  


看板には、「雨風の強い時、凍結の時は危険ですので通行を禁止します」と書いてある。遊歩道は、吾妻渓谷ハイキングコースと同じようなつくりだった。




  


5分ほどで「不動の滝」見晴台へ。なるほど、これは立派な滝だ。実際には不動の滝は3段の滝で、見えている部分は落差40mの大滝といわれている部分だそうだ。


しかし、この滝は八ツ場ダムが運用される様になると、ダムに沈んでしまうのだ。




  


帰り道、駐車場付近で上を見上げるとダムの上を走る幹線道路が見える。確かあの道路の支柱はほとんど水没すると聞いた。“今しか見れない「不動の滝」”っていうことか。


川原湯温泉トンネルと薬師堂まで来た。これらが比較的新しい構造物なのは、ダムに沈まない場所の様だ。ここから川原湯温泉へ下ってゆく。




  


川原湯温泉の旅館「柏屋」の壁に、ダム天端高586.00mの看板がある。柏屋は川原湯温泉で最も高標高の位置にある。そうか…ダムに沈む現実を目の当たりにした感じだ。


ちなみに、「柏屋」は、今年の平成22年3月31日をもって閉店したようだ。

川原湯温泉「柏屋」http://www.kawarayu.net/




  


温泉街の中へと下ってゆく。川原湯神社を発見。この上には足湯があるらしい。すでに使用不可となっているが人が集まっているので登ってみると…




  


おやまあ、温泉たまご!共同浴場付近で売られていて、ここで温泉たまごにして食べるといいよと教えてもらったそうだ。
この上には川原湯神社がある。平成13年に火災があり、立派な彫刻が施されていた本殿や拝殿は焼失し、今あるのは再建したもののようだ。うーん、浮世は夢、なんと儚い。川原湯温泉はやはりダムに沈む運命にあるように感じる。




  


突然、ジャニーズ・嵐の大野智氏と二宮和也氏が川原湯温泉で一日孫になった看板が出現。
横にある「お福」というお店らしい。「ここにしかないお土産あります」との札もあったので、立ち寄ってみた。




  


お店の壁には大野智氏と二宮和也氏の写真がわんさか!そして二宮和也氏が書いた樋田ご夫妻とジャニーズ二名の大きな絵。こりゃ驚いた。




  


ジャニーズのおのろけ話をいつまでも聞いていては仕方が無いので、他に観光素材を探す。おお、聖天様露天風呂は雑誌でよく見かける。旅館の路地裏を入っていくのか。




  


遊歩道の様な所を進むと、思っていた以上に立派な露天風呂があった。10人近くは入れそう。この日は、気難しい男性グループが入浴していて、浴槽の写真を撮らせてもらえなかった。残念。




  


露天風呂の上に、聖天神社がある。小じんまりしているが、手入れがなされているのがよく解った。


川原湯温泉街は、今歩いても何かしら発見があって面白いと思う。やっぱ吾妻渓谷とセットで人様をお連れするなら、ここ、川原湯温泉は外せないでしょうね。