家の周りの自然食材を料理(ヤマウド、サケツバタケ)
こないだテレビでヤマウドのきんぴらをやっていたので、思わず裏庭のヤマウドを料理したくなった。もう、ヤマウド出始めのいい時期は過ぎてしまったが、ちょいと料理してみることにした。
どういうわけか一株だけ立派に生えている。どこから切ろうかな?
やや堅めのところで切ってみた。切り口はまだ真ん中部分に白みが残る。
隣にあった小さなヤマウドはちょうど良い大きさ。酢味噌和えにでもしようかな。
せっかくなので他にも無いか周囲を散策。すると、おや、春のキノコが。取り上げてみると、傘の裏側(ひだ)部分は紫色。はっきりとしたつばがある。
おお、サケツバタケ(モエギタケ科モエギタケ属)か。キサケツバタケかも知れないが、まあどっちでも良かろう。食べられる野生きのこだ。
そうそう、この位のが一番おいしい。傘が開いたものは味がボケてくるだけじゃなく、虫がいっぱい入っていて食欲が減退してしまう。食べ頃のものがあって良かった。
さて、今日のヤマウド料理のポイントは、果たしてヤマウドはどのくらいの硬さなら、またどのくらいの成長したものまでが美味しくいただけるか…を調べることにある。
まずは、硬めの皮部分と、硬めの茎部分だけを仕込む。
ところが、ヤマウドの青々とした部分は、包丁が入りにくいほどに硬い。つまり、しっかりと立ち上がり、光合成をして肥大生長していくための準備ができている部分だ。ここは、炒めてもしんなりしてこない。食べてみると、がっかりするほど硬かった。
そこで、次は同じく枝だが、もう少し上の柔らかそうな部分を調理してみる。また、主幹のやや硬い部分も、皮をよく取り、内部だけを集めて炒めてみる。よーし、しんなりしてきたぞ〜
ヤマウドのきんぴらの出来あがり。ぉぃιぃ(´∀`)
要するに、筋取りをしなくても包丁がスッと入る部分であればヤマウドは使えるってことです。
もう一つの食材、サケツバタケ。「ブラウンマッシュルームのように使う」とネットで出ているが、ブラウンマッシュルームって何ですか?
…ここは、焼きシイタケと同じように、フライパンでシンプルに加熱して味を見ることに。傘側を焼き、水気が出てきたらまずまずオッケー。ただし野生のものは裏返して少し焼くのがベター。
お、栽培シイタケよりもぜんぜん旨いじゃん。
(゜▽゜)ウマー!
見た目はあんまりですが…。ただし、傘の大きなものは、虫がいっぱい入っていたし、お味もイマイチ。傘の球形が残っているものだけにした方が良さそうです。サケツバタケはこれからの梅雨の時期に群生で出るらしいですよ。森の幸、ぜひご賞味あれ!