ガイドの後に野生きのこ狩り

明日の野生きのこ狩り&鑑定&料理イベントは、実施会場の野生きのこ発生状況が悪いので、今日の信濃路自然歩道ガイドの後にコースを引き返しながら材料確保に励むことにした。


その前に今日のガイドでは、カラマツの二段発根を見ることができた。前にも少し書いたが、この辺りは1783年の浅間山大噴火で50センチは軽石が降り積もった。その際に、森の木々は深植え状態になってしまった。しかし軽石では、全ての樹木を枯らすには至らなかった。根にパワーがあるものは、高くなった地表面部分の幹から、新たな根を出して酸素呼吸できる根を確保した。これが浅間山噴火における信濃路自然歩道における樹木の二段発根である。



という、私の仮説なのだが、竜返しの滝を過ぎてすぐにあるこのハルニレ巨木も、私は二段発根をした後の姿だと思う。


 


さて、偉そうな説を言ったところで本題に。実は野生きのこを探している。ここまでに採れたきのこは、アミナハイグチが少々。あーあ、こりゃあ、ずっと先までまとまった株はないのかな〜 なんて思っていると、いいもの見っけ。






これは、シロヌメリイグチ(イグチ科ヌメリイグチ属)という。私は、ハナイグチよりもこちらの方が好きだ。








ハナイグチはこちら↓




 


きのこは、カタツムリやナメクジの好物。彼らの食べ跡を見て、「これはサルの仕業だ」と思った人もいたのでは?


解らないものも普通にある。樹上にあった白いきのこはノウタケの類かなと思ったのだが、ノウタケは地上性。同定できず。
左の赤いものは、最強と言われるきのこ図鑑・北陸のきのこ図鑑 によると、どうもアカツブフウセンタケのようだ。ただし、野生きのこは半分以上名前がついていない。微妙なら、解らないことにしておくのが赤木流。


 


そして、ようやくオオイチョウタケの元へたどりついた。ここはほとんど出口付近。これだけあれば、明日のイベントには困らないだろう。さわやかな味、しまった肉質の歯ごたえ、舌触りのよい傘、味区分もAクラスのきのこ。みんなの喜ぶ顔が目に浮かぶなあ〜