浅間山登山下見 車坂峠〜トーミの頭



来年からは私も浅間山に詳しくなる必要がある。もしかしたら登山ガイドをするメインの山は浅間山になるかもしれない。9月19日に学生を引率する予定もあり、ひとまず下見に登ることにした。


車坂峠登山口、表コースを登る。私はピークハンターではないので、山頂まで一気に登るような登山には興味がない。地域の自然を味わい楽しむ一つの方法として山に登る。したがってこの狭い登山道では、参加者と自然観察をする場所がないのがとても残念。


 


休憩場所にいい場所の一つとして、こういったかつての崩壊地に発生したコメツガ林がある。林内だが見通しも良いし、夏は日陰で助かる。



車坂峠登山口とトーミの頭のちょうど真ん中くらいに、コース一大きなガレ場がある。ここも休憩ポイントにちょうど良い。今日は最高の天気だったので、見えている山の山座同定をすると良いだろう。


 


そこからは、割とガレ場が少なくなり、地面が土の、歩きやすい登山道になる。しかし道はやや急になる。
木道の上に、動物の糞を発見。ん?テンの落としものかな?


 


近寄ってみると、どうもガンコウランの実のように見える。噛んで食べないと、果汁を吸収できないと思うのだが、テンはそのまま飲み込んじゃうのかな?歯のつくりとして、臼歯の発達の具合が私たちと違い、果物をうまく食べられないのだろうか?


槍ヶ鞘手前で、小さな子ども達に出会った。がんばれ、がんばれ。
槍ヶ鞘を抜けると、トーミの頭から浅間山が覗いている風景に出会う。ここはこのコースの感動スポットの一つ。こことトーミの頭だけで満足して帰るのも良し。


 


槍ヶ鞘とトーミの頭の間は、トーミ断層といわれている。車坂峠からトーミの頭、剣ヶ峰、石尊山方面にまで繋がるらしい。巨大にして脆い火山は尾根とは違う方向に断層ができることがあるそうだ。


 


そして、トーミの頭に。地球のスケールを感じたり絶壁に卒倒しそうになったり。
私たちはすごい場所の近くに住んでいるんだって、本当に思います。