浅間山登山下見 トーミの頭〜黒斑山〜蛇骨岳〜仙人岳〜鋸岳



トーミの頭からまずは黒斑山に向かう。少し歩くと、草すべりとの分岐点。浅間山方面の景色はとても開けている。ここにダイブする感覚で降りていくのが草すべりの魅力。
しかし私は黒斑方面へ。15分ほど樹林帯を歩く。


 


黒斑岳山頂(2,404m)到着。ここまで来ると、釜山火口が見える。振り返るとトーミの頭はあんんなに小さい。案外、移動しているものだ。


 


ここからしばらく、私の好きな柑橘系の香りが漂うシラビソ林を歩くことになる。秋には林床にさまざまなきのこが出ることだろう。今日も少しはあったが、こんなに台所から遠い場所で採ることはないなと思う。公共の森でよくきのこ狩りをしている私だが、ここで採っている人を見ると少しムカッとくる。勝手なものだ。
シラビソ林を抜けるとかつての火口峰を歩く。まさに雲上散歩だ。


 


蛇骨岳山頂には大きな岩がある。黒斑火山のころの溶岩流だ。
浅間山の千トン岩もシルエットの中に入ったようだ。


 


嬬恋村方面に目をやると、シャクナゲ園が確認できた。
加藤さんが浅間山学習会でほしい画は、「えー、こんなに近いの?」っていう子供たちの表情だ。


 


仙人岳に向かうと、間もなく白ゾレと呼ばれるところに出る。この辺は硫黄を含む火山性ガスが当たっていたところで、岩石が風化し、このような景観になる。ここで浅間山麓国際自然学校が浅間火山インタープリター研修会を開催していた。
仙人岳の溶岩の縞模様が解るかな?
仙人岳山頂(2,319m)は、その研修生で大賑わい。ここがこんなに混んでるなんて、開闢以来?


 


ここまで来ると、近すぎてか釜山火口は中が見えなくなる。さらに進んでいくと、稜線付近での高木の成立がほとんどなくなってくる。遷移が追い付いていないのだ。


 


Jバンドの少し手前で、結構崖っぷちを通るところがある。避けることもできるのだが、これはこれでここを通るべきかな。
鋸岳(2,254m)到着。赤茶けた岩がここの特徴。


 


鋸岳から、鬼押出し溶岩流を眺める。いつ見ても凄い風景だ。あそこを溶岩があんこのように、蜂蜜のように流れていったのだ。
あの逆さ馬のあたりから浅間山に登るルートがあると聞いた。近いうちに、絶対に登っておかなくては。