亀戸天神社 藤治療 2日目

慣れない東京の夜を酒飲んで無理やり寝て、あまりスッキリせずに迎える朝。うーん、次回は泊まるところは自分で選ぼうかな。

今日は雨。はあ〜まいったなあ。雨の日は山に入らないで室内でジッとするのが山のルール。都会は、事情が違うからなあ。やらねばならん。ま、崖崩れがないからいいけど。

亀戸天神社
http://kameidotenjin.or.jp/

昨日、慣れない作業で要領がわからず、ふらふらしてやっていたらアヤメを踏んでしまった。大丈夫だろうか?

先輩達は通路の頭の上に藤棚を延長する作業をしていた。


  


次の、木に肥料をやる作業に入る。まずは天然動物質有機肥料を藤の木1本に2500cc与える。500ccのペットボトルで即席計量カップをつくり5杯ずつ撒くのだ。

天然動物有機肥料…もう少しきちんと調べてくればよかったのだが、この頃はもうヘトヘト状態。写真だけ撮っておいた。白いのは動物の骨かな?糞の匂いもした。とても荒めな肥料だった。


  


次に化成肥料、PK40号を藤の木1本に対し2,000CCずつ与える。この肥料は窒素を含まない、りん酸・加里・苦土(マグネシウム)を含有する高度化成肥料。りん酸は速効き、長効きの両方をバランスよく含み、苦土は利用率の高いりん酸苦土態。
水稲の糖熟向上や茎を丈夫にする効果が期待でき、また、大豆や麦のりん酸・加里補給としても使用される…と説明がある。

フジはマメ科フジ属である。マメ科植物は、窒素は根瘤菌と共生し、自分で作り出す…ような仕組みになっているので、あまり窒素はやる必要がない。それで、このような窒素抜きの化成肥料をやるのだ。

その後、昨日500袋仮置きしたバーク堆肥を、藤の木1本につき5袋与える。この5袋を100本に配る作業もキツイ!リヤカーがつぶれるか、人間がつぶれるか…


  


最後に、バーク堆肥をたっぷりと与えてやる。こんなに与えていいのか?深植えになったりしないか心配したが、そこまでの量ではないらしい。

この時期やるのは、お礼肥えということなのだろう。花の良く咲いた藤の木には、牛糞をプレゼントしていた。

葉書には今回の治療施業は2日間とあったのだが、丁寧にやるために協会は予定を変更し3日間とした。私は急遽は休めないので、これにて終了。なめていたつもりはないのだが、もらった靴で参加してしまい、靴擦れが痛くて最後はまともに歩けない状態になってしまった。靴下を脱いで見ると案の定、血豆に…。

次回は、私も地下足袋を購入していこう。やばいなあ、樹医として目覚めてしまう。まだ命かけるのはちと早いのに…