草津森林療法協議会 第3回散策 森の癒し歩道体験&きのこ料理を楽しむ



草津森林療法協議会「森の癒し歩道&森林療法普及行事」、今日は待ちに待ったきのこ料理イベントの日!

今日は木霊の広場で草津の民話を紹介があった。

皇后様おまたぎの木の看板が新しくなっていた。先日お見えになったときには外したらしい。

日本で最初のペンション、綿貫ペンションでは最高のお料理が…この話は後に譲る。


  


今日はいきなりガイド役を任命され「げっ!またか」と思ったがまあ良いとして進む。最初のほうで、

ミズナラの実が熟すにはまだ少しだけ早いですが、クマにとってはもう良い頃です。もう登って食べ始める頃ですね〜」

なんて話したらすぐにここ数日前につくられた熊棚が出てきた!すげーシンクロだ!森の父か?

サワラの広場で樹林気功を体験する。樹と気の交換をしたりを各自やるのだが、結局サワラの大木にみんな集まってきた。


  


大変お恥ずかしい話だが、ゼンマイ(ゼンマイ科)が展葉するとこうなるとは知らなかった。もっとシダっぽく、ギザギザになると思っていた。森でよく見るこれは別物だと思っていた。

ガマズミの実は酸っぱかった。食べられないこともない。

葉を見るとアオハダ(モチノキ科モチノキ属)に見えたのだが、ミズキのような縦の皮目が気になる。こんな皮目あっただろうか?皮を剥ければいいのだが、付近で1本しか見当たらないので希少性ゆえに傷つけるのを止めた。


  


ツタウルシの実をまじまじと見た。この実はヤマウルシのように舐めても大丈夫だろうか?

林床にチゴユリユリ科チゴユリ属)の青紫色の実が目立っていた。もっと黒っぽくなるようだ。

オトコヨウゾメの実は赤だった。味見しておくのを忘れた。


  


ハツタケ(ベニタケ科チチタケ属)の仲間だが、ひだの変色を確認していない。

今日、林内に驚くほどあったのはドクベニタケ(ベニタケ科ベニタケ属)。このキノコはフェアリーリングといって、菌根が寄主を中心に外側に円形に広がり、キノコはその生長点に発生するため、一度に出ると外観が輪模様となる---菌輪ともいう…。そして、今日はずいぶんたくさん輪になっていたのに、「真ん中に樹がないとフェアリーリングじゃない」とかいって、折角たくさんあったのに撮らないで来てしまった。帰ってからよく考えると、別に真ん中に樹がある必要はない。菌根が円状に広がっていれば、草原だってフェアリーリングになっていいのだ---!

ガー失敗した。明後日、写真を撮りにもう一度いけるだろうか…?


  


そして今日の楽しみ。綿貫ペンションの「スペシャルきのこづくし御膳」をいただく。

・「ナラタケモドキ」の大根おろし
・「イグチ」の辛味噌
・「アミタケ」のポン酢
・8種類の天然キノコと六合村産トマト、3種類のパスタのオーブン焼き
 (ハタケシメジクリフウセンタケ、キシメジ、ヌメリササタケ、ニオウシメジ、マイタケ、チチタケ、ナラタケモドキ、クリタケ)
・「マイタケ、マスタケ、クリフウセンタケ」の天ぷら
・「ハツタケ」の炊き込み御飯
・「イグチ、ナラタケモドキ、ハタケシメジ」の味噌汁
・漬物(ぬかみそ、たくあん)

いやー美味い。めちゃくちゃ美味い。やっぱりきのこは天然ものに限る。せめて宣伝で恩返しを。

草津町 綿貫ペンション
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〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町557−11
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