東吾妻町の『根小屋城址』 を探検しました。
【シリーズ】戦国真田の吾妻侵攻と、あがつまの山・里・花を訪ねるエコツアーhttp://ecotourism.or.jp/sengokusanada.htmlを実施中です。
4月26日(日)『雁ヶ沢城址』と『根小屋城址』探検エコツアー
http://ecotourism.or.jp/sengokusanada/gangasawa-negoya01.html
案内人は「東吾妻城壘史研究会」主宰の冨澤朗さんです。午後は根小屋城址を探検しました(記事整理の都合上、翌日の27日としてアップしました)。
根小屋城址に関する詳しい解説は、冨澤朗さんHP『岩櫃城興亡史』の根小屋城のページをご覧ください。
根小屋諏訪神社から登ります。
神社あたりからすでに城域。向かって左脇から竹林に入ります。急斜面を登ると、
「鉄塚(てっか)」と呼ばれる丘状の平場に出ます。竹がかなり密生していますが、地形は確認できます。帯曲輪がありました。
平場の中に、もっこりとした場所もあります。この鉄塚(てっか)は居館の跡かも知れないそうです。
鉄塚の先には、人工的な平場があります。
その奥の杉林から先が、「斥候山(せっこうさん)(城山)」と呼ばれるところです。カモシカが私たちの進行方向に逃げていくので追うような形になってしまいました。
狸も出てきました。
尾根状地形を登っていきます。斜度が急になったり緩くなったり。場所によってはなんとなーく平場になっているように見えるところもあります。
どんどん登ります。
上から見ると、段々になっている曲輪がわかると思います。
この後、しばらく平坦になった後、大きな二重横堀が現れます。
非常にはっきりと残っている横堀です。
その後は、曲輪と堀が連続して出現してきます。山頂、本丸が近いのでしょうか。
最後に顕著な形状の曲輪があって、
その上が人工的な削平地になります。本丸ですね。
おおお、これは狼煙台の跡かもしれません!
木々の間から岩櫃山が見えます。木がなければ岩下城や雁ヶ沢の要害がよく見えるはずです。
山頂から周囲を見回して…
山頂の先、裏側にもしっかりとした横堀があります。どういう訳か裏側の方が曲輪や堀の残りが良さげです。
それにしても根小屋城、かなり手が加わった造りで恐れ入りました。