川原湯温泉 不動の滝を訪問
当協会会員に、登山のプロフェッショナルがずいぶん増えてきました。冬山の安全登山技術を生かして、近い将来、氷瀑ツアーを検討しています。
まずはアイスクライミングで有名な川原湯温泉「不動の滝」を視察してきました。
かつての道路事情とは違い、工事関係者以外は本来、立入禁止です。そして以前の遊歩道も立入禁止となっています。
不動沢と並行して水路があり、その脇を進みます。
やがて、巨大な壁が現れます。この壁も見どころです。
ここからは凍った沢を歩きます。
不動大橋からはここがよく見えるでしょう。
立入禁止の標識があります。やはり、行政的には公には立入禁止にしていて、アイスクライマーらのアタックは目をつぶっている、ということなのでしょう。
不動沢そのものは凍っていません。氷の上を歩くと危険です。
やがて、小さな岸壁が出現します。
鄙びた固定ロープがあります。これを信頼して登るべきではありませんが、とりあえず今日は大丈夫そうなので使わせてもらいました。
岩にはアイゼンの爪痕がたくさんありました。
登山家の小池さん。
岩場を登ると、不動の滝は目の前です。
不動の滝は実際には三段あるらしく、全長は90mにのぼるそうです。普段見えているのは、40mの三番目の滝です。
透明感がある、綺麗な氷です。
ぐっと迫って撮ってみました。この角度、なかなか良いです。
氷が浮いているのは結氷と溶解を繰り返した結果なのでしょう。
40mの氷瀑の大きさが解るかな?
このぐらい引かないと、 相応の大きさには見えません。
氷瀑を見た後に、気を抜いて滑落、なんてことにならないように気をつけて!
うーん、「立入禁止」の看板がやはり気になります。「自己責任」という看板に替えていただきたいです…