岩櫃山登山道 十二様通りを視察



郷原の古谷地区から岩櫃山に登るルートは、標高差150m程を一気に登る「赤岩通り」が一般的で、強者なら岩櫃山山頂まで30分で登頂できる!ということなのですが、もう一つ、「十二様通り」というのがあって、地図等で見ると若干は膨らんだルートになっています。郷原城址よりも先に登るルート、状況を確認してきました。



  


古谷から見る岩櫃山。シュウカイドウ[シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)]の花が今、旬です。



    


クマタカ等の大型猛禽類が飛翔する岩櫃山。絶壁の断崖に白く汚れたように見えるのは、恐らくワシタカの糞だと思うのですが…





今日の潜龍院跡。緑の頃の写真を撮っていなかったので幸いです。



    


この機会に、潜龍院跡の石垣と岩櫃山(幕岩)をどうやったら写真一枚に収められるかうろついてみました。
一緒に撮るに相応しい位置関係では無いようですね。石垣が小さくなります。



    


潜龍院跡の先をそのまま進みます。ワーオ、岩櫃山にも熊いるんですね〜



      


登山道に入ると左手すぐに大岩があり、その下に小さな社があります。これが十二様なのでしょうね。
ドングリが枝葉付きで散乱しています。岩上の樹でクマが食事していたりして…



  


郷原城跡に到着。岩櫃山にはここを左に登って行きます。このあたりのモミの大木は雰囲気いいです。



    


イワヒバ採取厳禁の札、土砂流出防備保安林…おや、看板は「旧赤岩通り」になっていますね。「十二様通り」とどちらが正式な呼び名なのでしょうか…。



    


ヤダケが行く手を阻む…と思いきや、郷原城址周辺の一部だけでした。はっ、もしかしたら、このヤダケは郷原城で弓矢を使うために移植されたものでは…?



    


さすがは岩櫃山。回り道のはずの十二様通りでもかなり急です。しかも道かたがわかりずらい。消えかけています。町が積極的に整備している道ではないということがわかりました。



    


大きな岩まで来ると、鷹が飛び立っていきました。巣があるのかも。近寄ってみると、岩から水が滴っています。



  


おお、この岩陰は大きいですね。クマが冬眠するのにピッタリです。さっき飛び立ったのはこの岩陰かな?今日は急いでいるので、覗き込むのはやめました。それにしても、飛び立った鷹が周囲で旋回していませんから、雛はいないと思います。



  


あの先は何かあるのかな。少し寄り道です。綺麗ですね。コガネホウキタケの仲間かな?



  


岩に上ろうとしたら、大きなヤマガカシが。うーん神の使いのような気がしてきた…やっぱ登山道に戻ります。



    


この辺で、もう赤岩通りとの合流点のはずです。ここで一度、道を間違えましたが、とりあえず目的地まで来ました。この大きな岩の隙間が見えるところが今日の折り返し地点です。



    


初めてこの道を通る人は、かなり勇気がいりますね。道がわかりません。



      


今来た道を下って、



  


モミ大木の森へ。この場所、本当にいいところです。郷原城址で森林浴セラピープランを考えたいくらいです。「熊出没注意」の看板が癒されませんが…



      


十二様通りを降りて、潜龍院跡の手前右側にある墓地にも寄ってみました。綺麗な花が一面に。恐らくツルボユリ科ツルボ属)だと思います。墓石に「祢津幸道法印之墓」と刻字してあります。ここは、潜龍院代々当主及び一族のお墓なのでしょう。





岩櫃山頂に最も近い墓地は、ここ、潜龍院跡に隣接した祢津家の墓地でした。死者の魂は周囲の自然と一体となり、大きな霊魂、宇宙の意識となってすべての生き物を護っています。雄大岩櫃山の姿は人々にとって畏敬の象徴=宇宙そのものであり、祖先達は今は岩櫃山・宇宙と一つとなって古谷集落を護っているのでしょう。


潜龍院跡 〜 十二様郷原城址 〜 祢津家墓地 の戦国癒しハイキングコース、、、っていうのはどうですかね〜






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