「浅間山・嬬恋村を体験するジオツアー」教育旅行ガイド研修会



6月中旬にお受けしている千葉県の中学生120名様の林間学校「浅間山嬬恋村を体験するジオツアー」のガイド研修会を行いました。



    


頼りにしている、AAESの公認ガイドのメンバーと共に。浅間園自然遊歩道は樹木伐採整備が実施されたようで、かなり見通しが良くなっていました。





鎌原土石なだれが置いていった流れ岩、とぎほり石


いつの間にか、鎌原区の方々によって看板が立てられていました。

天明3年の浅間押しで流されてきた とぎほり石


 天明3年(1783年)8月5日(旧暦7月8日)の浅間押しでここに押し流されてきた石です。得意な形を、馬や牛の踏みつけてしまった刺を抜くために使った道具に見立てて、「とぎほり石」といわれてきたものです。
 上の斜面に大きな動物の歩いた足あとのように爪の食い込んだあとが点在しています。「天狗の爪あと」などともいいつたえられています。
天明3年の噴火の直後に浅間山に登った村人が、白髪のような長い髪の毛状のものをたくさん見かけて、拾って帰った。「お天狗様の髪の毛が散乱していた」と、当時の人たちは、言い合った。火山噴火を、天狗の超人的能力と関係あると、思ったようです。

      


おや?おかしいですね。私が仕入れた伝説では、

鎌原の立野にある大きな浅間石の上でインドーさんと呼ばれるお坊さんが修行をしていました。ある日お坊さんが浅間石から飛び降りると足にトギ(トゲ)が刺さってしまいました。トギはなかなか抜けません。お坊さんは、近くにあった尖った浅間石にすわって、トギをほじくったところすぐにトギが抜けたのでした。それからこの岩塊のことを“トギホリ石”と呼ぶようになりました。


だったのですが…。いろいろあるのですね。登って見つけたキズ、こういうものを、動物や天狗の足跡に見立てたのでしょうか。



    


その後、立派な板目石と追分キャベツの灯篭を見て、嬬恋郷土資料館へ。映画は新作となっていました。嬉しいような、さみしいような…



    


さて、ここからが今日の本番。キャベツ野外料理の研修会です。まずは、学校からの依頼で空き缶を使った炊飯の試験。防災教育としたいそうです。



  

  • まずは硬めの寒玉キャベツから。外側の葉を4枚程剥き、とっておく(あとでキムチ炒めで使う)。
  • 残ったキャベツ玉を8等分にする。

    

  • エノキ茸は1パックを6等分にする。
  • セロリは筋切りしないで斜め切りに。
  • 玉ねぎを裏側から切って太めの半月切りに。1玉で4人〜6人分とする。
  • 鍋に塩を入れ、エノキ茸(1パック)、セロリ(1本)、キャベツ(1玉)、玉ねぎ(2つ)の順番で材料を入れ、3リットルの水を入れて強火にかける。

      

    


寒玉キャベツの外葉をザク切りにし、キャベツ4:キムチ1の割合であえる。豚肉は細切れ肉を購入。豚肉も同様にキムチとあえる。肉400gに対してキムチ50g。スープができてから火にかけるが、ここでは下味をつけておく。


野外料理プログラムなのでなるべく手で材料に触れないようにし、できれば包丁も使わせないようにする趣旨。キャベツザク切りも包丁を使わずに行うことを検討。



    


空き缶炊飯の方は、泡がたくさん吹いて出て、それが焦げ始めたら要注意。適当な頃合いを見て火から外し、蒸らしに入ります。



      


      


サラダ用は柔らかキャベツで。こちらの外葉は剥いて捨てます。ちぎってビニール袋へ。1玉で20人前位取れるかな?塩昆布と共にビニール袋に入れて混ぜ、5分くらい漬けてからゴマ油であえるとキャベツサラダのできあがり。



      


さて、キャベツの特製スープがいい感じです。ウインナーを一人1本分をいれ、味が足りないようなら調味料を追加(ここではナンプラー)。火を止め(火から外し)、蓋をして余熱で調理します。ウインナーを最後に入れるのは味を抜けなくするため。



    



かまどの火が一箇所だと仮定すると、スープが火から外れたのでかまどの火が使えることになります。ここで豚キャベツキムチ料理を開始。野外ではいろんな油を持っていくのは面倒なので、今回はゴマ油で炒めます。材料費が上がってしまいますがゴマ油は脳にも良いので成績アップ!ということで…


料理させるためには、軍手やタオルが必要でしょうね。






野外キャベツ料理三品のできあがり〜 ヾ(@^▽^@)ノ ワーイ



いや〜美味しそうです!豚キャベツキムチ、キャベツのサラダ、特製キャベツのスープです。写真は下手ですが…




    


空き缶炊飯の方も、うまくいきました。もう少し、おこげができるくらい火にかけたいですね。



お味の方は、



(*´艸`)〃モグモグ




こういう感じでした、大成功! これで、当日まで各自、自宅で練習です。久しぶりの野外料理指導、楽しみだな〜♪






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