バラギ高原ウオークラリー実施



昨年に引き続き、埼玉県のF中学校2年生90名の皆様に対し、バラギ高原でウオークラリー体験を実施させていただきました。


狭義の意味でのオリエンテーリングは、与えられた地図を使って大自然の中を駆け巡り、チェックポイント(コントロール)を辿りながら可能な限り短時間で走破するスポーツで、地図読みとナビゲーション技術、そして体力を競うスポーツですが、そんなことを林間学校でやるべきではありません。しかし、一般的には(間違ってはいるものの)、コース内の設置されたクイズを解きながら3〜8kmを歩く「ウオークラリー」もオリエンテーリングと混同されているようです。ちなみに、ウオークラリーは日本で考案されたそうです。



  


今日のウオークラリーを担当する、AAES公認ガイドの皆さん。若いパワーがみなぎっております。



    


開会式のあと、早速スタート〜今回の制限時間は200分です。よーし早速、道を間違えてくれたみたいですね、しめしめ… 【ฺ(⌒ ู ⌒)】



    


【設問】
要石より南東に○○歩、北に○○歩、東に○○歩、あるいたところから見て、北西に位置する樹木に巻いてあるバンダナの色は何色か。


大人でも満点取るのは超難しい問題にチャレンジしていただきます。



    


このウオークラリーでは、

  • チャレンジ精神、問題解決力を養う=初めての場所、知らない道でも進んでいく、挑戦していく心。
  • 合意形成力を養う=それぞれ別の背景や信条を持つ者同士で、折り合える糸口を見つけて意見の一致を図る。
  • 地図、コンパスに強くなる。

という3つをテーマに行っています。



  


ところが、コンパスを使った問題はかなり難しかった模様。事前学習会で、コンパスの使い方と地図の読み方、そして実際の地図を配布し班ごとに作戦会議をさせておくと良いのかもしれませんが、当日いきなり挑戦・勝負だからこそ、何があるかわからなくて面白い、間違えるから冒険教育になる、という考え方もあるかと思います。



    


だだっ広いバラギ高原スキー場のゲレンデをコースに使っています。制限時間200分は、ちょっと長かったようで、早く終わったグループはここでゆっくりと過ごしていました。来年は180分に設定しようかとも思っています。それでも、ゲレンデの草原で仲間と共に時間つぶしをしたグループは、それはそれで良い思い出となったのでしょうか。





自然の中で心技体、冒険・挑戦精神、合意形成力を磨こうとするこのプログラム。私たち自然体験活動インストラクターにとって、とてもやりがいのある仕事です。


皆さんどうかお元気で。この日のことが、皆さん方のこれからの人生に役に立てれば嬉しく思います。






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