王城山の断崖と高間山火山の関係



昼休みにサクっと、王城山の写真を撮りに行ってきました。王城山の南西断崖に見られる溶岩流の路頭と、高間山の関係をもう一度考えてみます。



  



まずは浅間酒造から見る王城山。この位置からだと、王城山の真後ろよりも左側に高間山がありますから、元々の地形を考慮しない場合、溶岩の流れは左側が高くなり右側が下がることになります。…あれ?なっていませんね。




  



次に、国道406号線から見た王城山。この位置からだと、王城山の真後ろに高間山がありますから、元々の地形を考慮しない場合、溶岩の流れは水平になるはずです。…あれ?なっていませんね。



これは困りました。(ι´∀`*)



3日前、4月29日(火)にアップした、長野原城址物見台からの画像も再出します。



  


長野原城址物見台からだと、上記の写真の中では最も溶岩層の左側が上がっていなくてはなりませんが、そんなことは全くありません。


つまり、現在、王城山の南西断崖に見られる溶岩流の傾きは、高間山に現在残っている火口から流出した溶岩であることを示したものではない、ということになります。


もしかしたら、王城山の南東に当時の火口があったかもしれませんし、碓氷火山列の隆起作用により、褶曲されてこうなったのかもしれません。やはり、立馬岩帯−空通−天上山ルートを登って調べてみなくてはなりませんかね…


うーん、やっぱり吾妻渓谷は凄いところです!






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