2013年度エコツアーガイド養成講座 受付開始いたします。
さて、今年度も、浅間山麓および吾妻地域でエコツアーガイド/自然体験活動を提供・指導できる人材を育成する研修会、
「エコツアーガイド養成講座」
を開催いたします。
今年から、このエコツアーガイド養成講座で取得できる資格が、少し変わります。
昨年までは、当協会のエコツアーガイド資格の他に、NPO法人自然体験活動推進協議会（通称：CONE）の自然体験活動指導者資格が同時に取得できたのですが、それがCONEではなく、NEALになりました。同時に取れる資格は「CONEリーダー」ではなく、「NEALリーダー」になります。
(ﾟДﾟ)ハア？ ニートだかニールだか知らないけど、コーンはどうなったの？
えーそうですよね、どうしちゃったのかと思いますよね…
わかりやすく言うと、こうです。
CONE指導者資格は、これまで民間の自然体験活動指導者資格だったのですが、日本の青少年教育の振興と健全育成を図ることを目指す独立行政法人国立青少年教育振興機構と手を組み、その概念を取り入れた指導者資格制度にすることしました。
これにより、新しい資格「自然体験活動指導者（NEALリーダー）」は学校教育や青少年育成の場で活動しやすくなり、より文部科学省サイドに立った公の資格（国家資格＝ナショナルスタンダード）っぽくなった訳です。修学旅行や林間学校、体験学習などの分野では、確かに活動がしやすくなる可能性があります。
しかし、その代償は、あります。元々CONEは、文部科学省だけではなく、農林水産省、国土交通省、環境省など、さまざまな主体がその枠組みを越えて手と手を取り合って自然体験活動の指導者をつくり上げて行こうとしたものであり、どこかの省専属のお抱え団体になるのでは無かったはずでした。実際、文部科学省が本気になって新たな資格「NEAL」所持者を自然体験活動分野の“教員”と認定するようになる…というのは、ありえない話です。ところが、CONEはそういう傾倒をすることで、CONE会員である全国の自然学校及び自然体験活動指導者に、仕事を作ろうと、食べていけるような仕組みを作ろうと、第二の歩みを始めたのであります。
私が心配しているのは、学校教育の型にはまった指導に偏ってしまうと、社会的育成というか、渡世の仁義や掟、人のつながりなど“大人”になるために必要な複雑で豊かな育成がしにくくなるということです。
例えば、
- （立入禁止の）浅間山の火口に子ども達を連れていって、地球の内部を見せてやる。
- 正月に、未成年の子供に、特別にお神酒を少し飲ませてやる。
- 悪質な弱い者いじめをしている悪ガキに平手打ちを食らわせてやったら、鼓膜が破れた。
こういうことをやる教師は、私の子供の頃は周りに何人もいました。しかし、今やったら懲戒免職になってしまうかもしれません。だからこういうことは、学校教育とはあまり関係がないところにいる、社会的指導者がやるべきことなはずです。だから私は、自然学校だとか環境教育とはいう言葉の使い方には注意が必要だと思っています。それらは、学校教育の枠中にある一要素だと認識されてはとても困るのです。自然学校や環境教育はもっと別の、社会的な指導の役割を大きく担っているのです。別に、酒を飲ませることや暴力を肯定しているわけではありません。
…少し話がそれましたが、当協会のエコツアーガイド養成講座では、そういう、社会的指導者の立ち位置で、クライアントが自然を大きく楽しみ深く味わうことのサポートをし、私たちに際限なく降り注いでいる慈愛と、連続してもたらされる奇跡の数々、そういった自然大宇宙の恩恵に気づき感謝感激していただく…ことができる人材を育成します。記述が少し崇高すぎていますが、私たちのエコツアーガイド/自然体験活動で、“地球を大切にする旅人＝エコツーリスト”を次々に増やしていくのです。
そいうったビジョンを持って、今年度もエコツアーガイド養成講座は実施されます。近年はNEALの指導者養成カリキュラムに合わせて実施していますが、吾妻郡で長年子ども達を育ててきた偉大な教師・山本茂先生を始め、多くの講師陣のご協力を得て、NEALのカリキュラム枠内でも受講者に当協会イズムをしっかり感じていただける講座となりました。
浅間山麓・吾妻地域のエコツーリズム/ヘルスツーリズム分野に関わる多くの方々のご参加をお待ち申しあげております。
それでは、以下にエコツアーガイド養成講座のご案内をさせていただきます。
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エコツアーガイド養成講座
−自然体験活動指導者（NEALリーダー）資格認定講座−
浅間山麓・吾妻地域で活動するエコツアーガイド／自然体験活動指導者を養成します！
エコツアーガイド養成講座 URL
http://ecotourism.or.jp/guidecourse.html
エコツアーとは、今残っているままの自然環境や、人々の暮らしぶりと営みの様子、伝統的な生活文化などを、手を加えたり大勢で押し掛けたりしないで、地域のあるがままを少人数でじっくり体験するツアーのことです。
浅間・吾妻にある心揺さぶる風景、そして故郷のものことを訪問者に伝えましょう。
この機会にぜひ、地域の広告塔である『エコツアーガイド』に、なってください。
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☆講座修了者に浅間・吾妻エコツーリズム協会が、エコツアーガイドの資格を認定授与します。また、本講座は全国体験活動指導者認定委員会の認定講座です。講座終了後、認定試験に合格の上、NEAL 登録（終身制￥5,000）すると、自然体験活動指導者（NEALリーダー）を取得します。
☆ NEAL とは、NPO 法人自然体験活動推進協議会と独立行政法人国立青少年振興機構が協力・連携して制定した新たな資格で、自然体験活動を学校教育や青少年の育成により深く広く運用させ、青少年の健全な育成に資することを目的にしており、自然体験活動資格のナショナルスタンダードを目指しています。
【日時】
平成25年 1月24日（金）8：30 〜 1月26日（日）18：30
※終了時間は24日が19：00、26日が19：15になります。
※宿泊はついておりません。３日間、会場にお通いください。
【会場】
嬬恋村商工会館 〒377-1526 群馬県吾妻郡嬬恋村大字三原691
場所はマピオンの地図へ
http://www.mapion.co.jp/m/36.53349_138.55603_8/
TEL：0279-80-2255
【講師と講座内容】
「青少年教育と体験活動」「学校教育における体験活動」
山本茂（六合の文化を守る会）
「スノーシューエコツアーのいろは」「自然を理解する」「自然体験活動の理念」
赤木道紘（このガイドさんに会いたい100人）
「嬬恋村の資源を活用した観光振興について」
久保宗之（嬬恋村観光商工課）
「基礎登山講座」「リスクマネジメント」
齋梧伸一郎（自然の学校もちづき代表）
「参加者を理解する」「自然体験活動の企画・運営」
岡野勇二（茅野エコツーリズム協会）
「現場の応急手当術」
小林勝三（浅間治療室）
「普通救命講習」
吾妻広域西部消防署嬬恋分署
【対象】
浅間山麓・吾妻地域の自然や地域風土を活かしたエコツアーガイドや自然体験イベントの企画運営に興味・関心があり、小学校等が実施する自然体験活動を支援する意思がある18歳以上の方
【募集人数】 35名
【参加費】 10,000円（スノーシューレンタル希望者は＋1,000円）
※料金は前払いになります。
※NEALリーダー資格取得希望者は別途5,000円
【持ち物】
各人の昼食（お弁当）、筆記用具、バインダー、防寒服、防寒帽、動きやすい服装・靴、スノーブーツ（26日のみ）、手袋、雨具、三角巾（なければ代わりのふろしきなど）
【申込方法】
以下のオンライン受講申込みフォームにアクセスし、必要事項を入力し、送信してください。送信後は2週間以内に参加費をお振込みください。ご入金を確認後、当会より申し込み請書及び案内書を発送いたします。
エコツアーガイド養成講座オンライン受講申し込みフォーム
http://ecotourism.or.jp/cgi/guidecourse_post/postmail.html
★銀行口座 群馬銀行 嬬恋支店 普通預金口座 0477017
トクテイヒエイリカツドウホウジン アサマ・アガツマエコツーリズムキョウカイ
【お問合せ先】
〒377-1524 群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原932−A棟
浅間・吾妻エコツーリズム協会 赤木道紘まで
TEL&FAX：0279-97-1216 携帯080-5655-3009
Eメールはinfo☆ecotourism.or.jp（☆を@に変えて）
【申込〆切日】 1月20日(月)まで
◆主 催 NPO法人 浅間・吾妻エコツーリズム協会
◆協 力 吾妻広域西部消防署嬬恋分署
◆後 援 群馬県、嬬恋村
★エコツアーガイド養成講座【自然体験活動指導者養成研修】の詳細情報は以下を
http://ecotourism.or.jp/guidecourse.html
★講座全体の印刷用ファイルはこちら
http://ecotourism.or.jp/pdf/20140124-0126kouzasyosai.pdf
エコツアーガイド養成講座（2011年度）ダイジェスト版（11分12秒）
