スタン・アンダソンさんにピュア・ネイヤークラフト(ドリームキャッチャー)づくりを学ぶ





ブログでは事後報告になりますが、こんな研修会を実施しました。




◎● 芸術家スタン・アンダーソンさんのピュア・ネイチャークラフト体験 ●◎
http://aaes.heteml.jp/event/?p=466


午前中は100%自然のモノを使ってドリームキャッチャーを作ってみましょう! 木の実や枝や皮、鳥の羽、巣材など…。午後は、スタンさんが現在策定中の登山道を散策します。


【日程】 平成25 年 7 月12 日(金)9 時〜 15 時


【会場】 旧六合村、赤岩鍛治屋敷付近の山林


【集合】
 中之条町役場六合支所(駐車場)
 〒377-1795 群馬県吾妻郡中之条町大字小雨577-1
 TEL:0279-95-3111場所はマピオンの地図へ


【対象】
浅間山麓・吾妻地域の自然や地域風土を活かしたエコツアーや自然体験イベントに興味がある方。或いは当地を訪問する教育旅行/林間学校等の体験活動を支援したい方。


【募集人数】 20 名(先着順)


【参加費】
 午前の部:会員1,000円/一般2,000円
 午後の部:全員1,000円
 ※午前だけ、午後だけでも構いません。


【持ち物】 筆記用具、弁当、飲み物、野外活動の準備

【主催】 NPO 法人 浅間・吾妻エコツーリズム協会


☆ 講師 スタン・アンダーソン氏 プロフィール

1947年アメリカ合衆国ユタ州ソルトレイク・シティ生まれ。
70年代からしばしば日本を訪れ、80年代以降、日本に在住し、環境との交わりをテーマに、木や自然素材を用いた立体作品を発表する。2004年に旧六合村に移住。作品制作やさまざまな場所での屋外ワークショップ等、精力的な活動を行っている。
2009年群馬県立近代美術館で行われた、「東西南北天と地──六合の一年」は記憶に新しい。


☆お申し込み方法
開催日の3 日前までに、? 氏名、?住所、?性別、?生年月日、?電話番号、?職業を明記しFAXまたはE メールにて以下にお申し込みください。


☆お問い合わせ、お申し込みは
〒377-1524 群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原932‐A 棟
NPO 法人 浅間・吾妻エコツーリズム協会(AAES) 赤木道紘まで
TEL/FAX:0279-97-1216 携帯080-5655-3009
E メール:infoアットマークecotourism.or.jp


※材料等の準備のため、キャンセルはなされませんようにお願いいたします(キャンセルの場合は参加費全額をいただきます)。

《ものづくり伝道師 浅間・吾妻塾とは》

★浅間・吾妻に伝わる「ものづくり」を学び、伝える人になりませんか。

※浅間・吾妻に伝わる“ものづくり技術”を掘り起こし、その技術をなるべく多くの地域の方々に伝承し、訪問する観光客や子供たちに、当地の風を「ものづくり」を通じて体感していただこうとするものです。
この塾では、達人に技術を教わったり、達人の補助をするために必要なことを学びます。何かの機会には、ぜひあなたが体験指導者、もしくは体験サポーターになってください!

  


午前中はドリームキャッチャー作り。…ただし、スタンさんはとてもスケールの大きな作品を造ることで知られる芸術家ですので、文化流用され大衆化された現在の小さなドリームキャッチャーを、わざわざ作りたいわけではありません。ただし、子供たちに自然そのままの素材を使ったものづくり手作業をさせるのにはなかなか良い素材であった訳です。




こんな感じでスタッフ研修会を実施しました。さすがは自然遊びのプロである協会スタッフメンバー、作り始めたらあっという間です。1時間もかかりません。



  


スタンさんが奥から何か持ってきました。右手が中之条町小正月のツクリモノ・「削り花」で、左手がアイヌのカムイノミ(神事)などで使われる「イナウ」です。


アイヌ民俗博物館「イナウ」
http://www.ainu-museum.or.jp/nyumon/gireigu/inaw.html


しかし削り花(六合の剣型削り花も含める)は、高崎市岩鼻町にもあり、先住民族アイヌ人=縄文人発の文化が残りそのまま継承されているとは、私の想像力では考えられません。それとも、上毛ではアイヌ人がそのまま弥生文化を継承しているのでしょうか?そういえば群馬県や千葉県では在来型弥生人縄文人の骨格特徴を持った弥生人)の人骨が多く発掘されていると聞きましたが…


北海道から出てきた私が群馬吾妻にどうも親しみを感じるのは、縄文の血を感じるからなのかもしれませんね。


【参考】高崎市岩鼻町 けずりばなコレクション(県確定重要有形民俗文化財
http://www.manabi.pref.gunma.jp/bunkazai/l602210.htm



  


スタンさんが思いつきで新しいことを。中空なウツギを石を砕いて着色して、ビーズのように飾りました。



  


スタッフの作品をズラッと並べて。当日も、110人の生徒の作品を並べられるといいかな。
今日は使いませんでしたが、これはシナノキの樹皮。和紙の材料に使います。



  


昼食を忘れた私はスタンさんの家から最も近い食事処に行きました。こちらのお蕎麦屋さん、なかなか美味しいですよ!


そば処 くれさか
http://www.kunimura-kankou.com/2009/07/post_169.html



  


昼食後はトレッキングの予定ですが、その前にお隣の中山穣さんとも知り合えたことですし、中山さんの陶芸工房・くれさかの森を拝見させていただきました。
中が広くてビックリ!こんなにスペースも機材も揃っている陶芸工房は他にないと思いました。


くれさかの森 陶芸工房(旧暮坂陶芸研修センター)
http://kuresaka.net/



  


その奥には電動ろくろの部屋、ご自身が作品を作る際のお部屋など、いろいろあります。



  


こういう、色見本もあるといいですね。アトリエにお邪魔します。



  


陶工の作品がズラリ。中には縄文式土器もありました。この体験、やってみたい!



  


焼成室には、焼成を待つ生徒さんの作品が山積みです。大変人気の陶工房さんなのですね。



  


では、スタンさんが考案制定した登山道というものを歩いて体験してみます。こちらは、中之条ビエンナーレに出展する作品でもあるのです。


中之条ビエンナーレ2013
http://nakanojo-biennale.com/


ワンちゃんにバックパックをつけるも…



  


嫌がられてあっという間に外されてしまいました。別荘地っぽいところから、今は使われていないむかし道に入っていきます。



  


なるほど、こういう昔の道を、登山道に見立てて出展したわけですか。タイトルは「犬の散歩道」だそうです。犬の散歩道にしては自然度が高すぎるような気もしますが…。こういう、通りにくいところを、公開日に向けて整備したり、草刈りしたりしているのだそうです、大変!



  


熊の爪痕があったかと思ったら、また道かたが広くなってみたり、



  


一面のコアジサイの中を通り抜けたりします。その昔、草津町インタープリターがこの花の匂いを「シャネルの5番に似ている」と仰いましたので、それをみんなに確認しようかと思ったら、そもそもシャネルの5番を使っている人がメンバーにいませんでした。ん?それを狙っているのか?



  


そのうち、道かたが不明瞭になり、熊棚が増えてきます。高間山が見えたところで、引き返そうとしたところ、ワンちゃんがいません。はて、熊の臭いに反応して追ってしまったのか…?




でも、先に進んだら、戻ってきてくれました。やはり犬は賢い!




んー? この樹形は…




道祖神さま、久しぶりの大勢の訪問に驚かしてしまいましたか?
もう帰ります、お邪魔しましたね。楽しませていただいてありがとうございました。






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