千葉県S小学校5年生80名様 浅間山域ジオ体験学習林間学校 引率ガイド 初日





千葉県I市のS小学校5年生の皆さんを、本日から2日間、浅間山を中心とした山域の火山、動植物、歴史などを学ぶ、浅間山域ジオ体験学習林間学校としてご案内いたします。ご宿泊は鹿沢温泉の休暇村鹿沢高原様です。



  


初日は池の平をご案内します。池の平は浅間・烏帽子火山群のちょど真ん中あたりにある火山ですし、約30万年前まで噴火活動をしていた、若くはない火山…の割には火口の地形がよく残っています。現在の浅間山のマグマもこの池の平の下にあるそうですし、火口付近特有の溶結火砕岩や赤く酸化した火砕物が見られ、フィールドワークで火山のことを学ぶことができます。


また、火口縁では乾性遷移、火口湖では湿原を経て森林へと向かう湿性遷移も発達していて、植生遷移の移り変わりとそれによる多様な自然タイプによる多様な植物相が見られ、花々を鑑賞する自然観察にも最適です。


今はリンネソウが満開なのです。小さくて白くて可愛らしい、本当に可憐なお花ですね。アヤメは、日当たりの良いところはもう、終わりつつある状況です。



  


こちらの学校様は事前に鑑賞できる花のことを学習してきた模様で、小学生には珍しく、花の説明にも聞き入ってくれます。こちらはより高山性のあるハクサンシャクナゲ。白とピンクにやや黄色が混じる、気品のある色模様です。



  


雷の丘〜雲上の丘広場〜見晴岳西肩に移動する途中、見晴岳コマクサ園付近から「ガーガー」と声が聞こえました。高山の鳥、ホシガラスです。何匹もいるようです。こうなれば見晴岳西肩での火山学習は止めて、ホシガラスを観察するしかありません。


こっちが「ガーガー」言ったら向こうも「ガーガー」、真似してくれます。やがて、徐々に「ガーオ」「ギャーオ」「ニャーオ」にしていくと…






ほら言った、聞こえたかい?「ニャーオ」って!!(*Φ∀Φ*)




  


子どもたちは私が鳥とお話しできると完全に思っているようです…でも、だいたい合っているよ。
自然学習ハイキングが終わって戻ったバスには、面白い風船が飾ってありました。





明日もよろしくねー!


当協会ガイドはバスが見えなくなるまで手を振るのであります。それが、宿泊業のメッカである浅間・吾妻のおもてなしです。
さて、明日は小浅間山鬼押出し園〜郷土資料館+鎌原観音堂に案内します。お楽しみに〜






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