バラギ高原ウオークラリーコース下見
バラギ高原での実施を検討している中学生に対してのウォークラリー、だいたいの提案コースがまとまってきましたので、私以外の人と、ゆっくりペースで回ってみました。
最初はしばらく課題の無いまま進みます。せっかくなので見通しの良い雑木林で何かあっても良いかな…と思ったあたりで、イノシシのヌタ場がありました。
【課題例】:これは、どんな動物が、何をした跡でしょうか?
(1)イノシシが泥浴びした跡
(2)ツキノワグマがジバチの巣(蜂蜜)を食べた跡
(3)ニホンカモシカがおしっこをした跡
よく目立つアカマツがあって、この裏が広場になっています。昔は休憩所になっていたのでしょう。この広い場所では、どんな問題がいいかな?
ハリギリの棘は課題になるだろうか。棘を採取してくるのは危険か。あるいは樹木にへばりついた苔を採取してくるのならできるだろう。例えば、何かの形を指定して、より近い形に剥ぎ取ってきたら高得点というのも考えられる。ならばバラギ高原らしい形とは何だろうか。
そこに現れたのはニホンカモシカ。んー、ニホンカモシカの形にしようかな?
いや、難しくて時間がかかるものはタブー。せめて♡マーク位にするべきかな。
シラカバの倒れている方向をコンパスで調べてもらいましょう。著しく萌芽したミズナラ。〔どうしてこのような形になったのでしょうか?〕という問題では難しいかな?
では、樹木に巻き付いたつる植物は、上に向かって右巻きか、左巻きかというのは?
パレットゴルフ場では電気柵を越えることになります。日中は電気を流していないらしいです。
この先でコンパスを使ったテクニカルな問題を出すので、前の班と被さらない様にスタッフによるコントロールが必要かも。この小屋で競技者を待機させる予定です。
湿原へ下りる道へはどう誘導するべきか。通行止め看板を出す必要があることと、逆ルートで来た競技者を次の課題のコントロール場所にすべき。だとするとここにもスタッフが必要となります。ふー弱ったな。
それでも、このバラギ湖湿原は歩かせたいのです。湿原木道を歩く体験、けたたましいオオヨシキリの鳴き声を聞くことにもなります。
印象的なハンノキのあるエリアは、たくさんのヤドリギがあります。ここはヤドリギの森なのです。
―ヤドリギの森へようこそ。【例題】どうして、ヤドリギは樹木のあんなに高い所から芽を出すことができるのでしょうか?考えてみましょう。
穴だらけのシラカバ。そして恐らくは鷹の古巣が樹上にあります。
三本のヨーロッパトウヒの中の一本にある不思議な形の地衣類。例えばで【例題】:この形と似たような都道府県の形は何県か?とか…。どこかあるかな?
ここは、どっちを通ってもいいでしょう。この先はバラギ開拓碑、キャンプファイアー場、湖畔の湯などありますが、ワープします。残念ながら、草原にあった風見鶏を課題に使う許可は得られませんでした。
ダケカンバの皮では、コンテストをしましょう。一回勝負。スタッフの付き添いの下、上手に剥いでもらいます。
何か、宝物を手に取ってもらうことを考えています。岩のくぼみ、あるいは石陰の部分…
この樹木は何に見えるか?にするか、それともこの模様(傷)を覚えてもらって、少し離れたところで書いてもらうか。それにはスタッフがまた必要ですね。
でも、やっぱり私はここに連れてきたいです。石樋の滝。
ここで、ハコネサンショウウオを探して、捕まえることができたら…
こんなに変わっていて、綺麗な生き物、なかなかいません。
滝の横の崖を登らせるのは、諦めようと思います。リスクが高すぎました。いったん戻って休憩所から石樋に下ります。
笹舟コンテスト、楽しみだなー。黒くて滑るこの苔には注意です。