嬬恋・万座ハイウェーヒルクライム

９月11日のNHKラジオ朝一番、ふるさと元気情報便でお話する素材は、2日前に村をあげて執り行われるこの、「嬬恋・万座ハイウェーヒルクライム大会」が相応しいと思います。これに決めました。

今日は９月８日。明日の大会の受付が嬬恋村商工会館で行われています。

プレイベントとして、プロのトレーナーによる自転車レースでの漕ぎ方や姿勢などのレクチャーがあり、ゴールの万座温泉で選手が受け取る荷物が着々と積み込まれていました。ずうっと上り道の万座ハイウェーは帰りはずうっと下りになります。各選手の防寒着を積み込んでいました。

前日に取材させて欲しい旨を話したら（ひとまず怪しまれましたが）、私も報道関係者扱いとなりバスで先にゴール地点まで乗せてくださいました。ラッキー！

ゴール地点には先に嬬恋高校のボランティア生徒たちが来ていました。彼らはフィニッシュした選手たちの自転車から計測チップを集める係なのだそうです。これを着けるだけでタイムがきちんと計測されます。いい仕組みですね。

ゴール地点はカラマツの天然母樹林の看板があるところです。カラマツの大木が立ち並ぶ最後の坂を上った一番上でフィニッシュとなります。有料道路ですから路面整備は行き届いています。このドライブには最高の万座ハイウェーを自転車で走れるなんて、気持ちいいに決まっています。

電光掲示板の準備が整い、先導車が到着しました。間もなく選手たちがやってきます。全長19.6km、標高差941m、平均勾配4.4％のこのコース、いったいどんなタイムで入ってくるのでしょう。

VAX RACING の選手が到着。さすがはプロの方は余裕があります。

嬬恋村の黒岩信充さんもVAX RACING らしいです。今年のツール・ド・草津で優勝しています。今回はゲストランナーとして出場です。この辺の仕組みがよく解りません。上位入賞なのになんでエントリーしないのでしょうか？
右写真は20代クラスで2位に入ったイケメンの選手です。

続々と選手がゴールしていきます。

中にはMTBで参加した方も。右はお揃いのウエアで参加した親子様です。

嬬恋高校の皆さんも大忙し。次々に計測チップを回収していきます。そしてここから長い下りを経てフィニッシュ会場まで下りることになります。

私も歩いてフィニッシュ会場へ向かいました。途中、MTBでご参加された方と出会いました。普通のMTBのままではやはりきついらしく、タイヤをレース用のものに変えての出走です。タイムは1時間21分。ゲストライダーの今中大介さんにくっついて行こうとしたが、やはり途中で引き離されたそうです。

ご家族で、ハイ、チーズ。奥様も、「このレースならば温泉もあるし、軽井沢でショッピングもできるし、ついてきても旅行の楽しみがあるからいいかも」と仰っていました。

万座温泉の公共駐車場、空吹のある広いところがフィニッシュ会場です。

ブースでじゃがバターを配っていたのは地田さんでした。私もお一ついただきます。うーん美味い。

そして嬬恋ならではのキャベツのもてなし。トウモロコシも人気です。

あれ？日進舘の売店で売っている笹まんじゅうも！これが、一番経費が掛かっていそうですね！

順位が貼りだされています。トップの選手はなんと44分28秒！

え！これって万座ハイウェーの同じ行程を車で走ると30分くらいかかるから、それとあんまり変わらないってこと？

凄いですね…

女性のトップは55分31秒。男性でも早い方のグループに混じってゴールされていました。

表彰式が始まり、嬬恋村長の熊川栄節が空吹駐車場に炸裂しています。司会者はSascha（サッシャ）さんと絹代さんです。

この方々が上位の御三方。優勝した宮本賢一さん、嬉しそうです！JA嬬恋村からキャベツの副賞もありました。

女性の優勝者、栗原春湖さんは自転車レースで表彰台の常連だそうです。さすが、いい体していらっしゃる。もちろん、表情も素晴らしいですよ！

そして協賛した日産の電気自動車が先導車でした。この車が動き出し、選手たちは続いて行きます…が、まずは天然母樹林までレースの時よりもキツイ上りがあります。その後は延々と下り道。かいた汗で、風邪をひかないように、どうぞ皆様お大事に。