ノゾリキスゲ(ゼンテイカ)を見に野反湖へ



油断していたらもう7月下旬。今年は花の開花が遅れていたのでのんびりしていたら、ここのところ急に暑くなり、高原の花々も一気に追いついた模様です。大慌てで、野反湖の様子を見に行ってきました。




  


ホッ、良かった。まだキスゲは咲いています。太陽の季節に咲くこの黄色い花は「ゼンテイカ」といいますが、野反湖ではノゾリキスゲ、日光の方ではニッコウキスゲと呼ばれています。今日も、春にレンゲツツジを鑑賞しに来たコースを歩いてみます。







富士見峠からすぐ湖畔に降りるコースの方に、キスゲはたくさん咲いていました。私たちが歩くコースでは、どんな花が見られるかな?




  


足元にはハクサンフウロ、そしてコオニユリ




  


そして弁天山手前の分岐点へ。ここを右に進んだのですが、なんと笹刈りをしていない模様です。藪こぎしながら進むようで、閉塞感があって森林セラピー的ではありません。それでも、この先の状況を把握するためにこのまま進むことにしました。




  


シモツケの花とノギランの花が涼しげです。




  


弁天山過ぎたところの分岐点です。この辺から、笹刈りはしっかりされていましたので、私たちが通った順番の逆側から笹刈りは攻めているのでしょう。それにしても、花を見に来たのにこの付近は全然花に出会えません。6月とはうって変わった状況でした。







湖畔の広い道に出ました。ちょっと疲れたところなので、このベンチでは呼吸法でプラーナの回復をしたいところです。瞑想…まで持って行けたら大成功です。




  


そして方向的には戻るように進みますが、ここも全く花と出会うことができません。ここまで花と会わない時間が長いと問題です。キスゲを見に来るツアーでは、この弁天山をかすめる周回コースを取るのは止めたいと思います。また、時期的に7−8月の暑い時期は、なおのこと短い方がいいですしね。







その短いコースなら、キスゲに出会えます。太陽の花、ゼンテイカに。




  


富士見峠から野反湖に降りて行くコース、涼しげなキスゲの群落と高原の花々が競演しています。







水辺に出たところでは、波音の揺らぎに身を任せてリラックスしたいですね。ヨガもいいし、眠れたら最高です。ちなみに連れは、溜まり水は河童が出そうで嫌だそうです(笑)。







この、湖畔沿いのコースで、キスゲの素晴らしい群落を見ることができます。







あまり派手な花ではないイブキトラノオ。群生するとニョロニョロモコモコしていてかわいいものです。




  


しばらく歩くとメインの通りに戻られる場所があります。ここを右に進み、メイン通りに出てからも右へ、富士見峠方面に進みます。




  


最後のキスゲの湖畔の花々…。実際のコースとしては、富士見峠から野反湖に降り、メインの通りを進み、先ほどのところから湖畔に出て、最後に湖畔の広い所で波音を聞く。そしてまたメイン通りに戻って、この分岐から富士見峠に上る…というコースが癒しのコースだと思います。




  


さっきまでの開けた湖畔とうって変わって森の中を上ってゆきます。カラスアゲハがオニアザミの蜜を盛んに吸っていますが、羽が欠けてしまっています。野鳥にでも突かれたのでしょうか。





最後に、クルマユリの群落がありました。花を3つつけているものをやっと見つけることができました。根が大きくならないと、3つはつきません。ここにはいくつも見られます。もっと増えてほしいと思います。






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