万座温泉森林浴セラピーガイドコース下見



来年の1年間シリーズ「森林セラピストと行く○○ツアー」の下見を、明日のガイドと兼ねて実施しました。その際の記録ブログです。




  


万座温泉観光協会のコマクサ園のコマクサはピンク色。以前に私が植えた万座温泉日進館の山野草園にあるコマクサは赤みの強いえんじ色です。まずはこの色比べからスタートです。万座温泉最初の宿とも言われる熊四郎岩窟を通り過ぎ、




  


さらに上を目指します。結構急な階段です。足元には日の強く当たる場所で、しかも共生する樹木も見あたらないところにイチヤクソウがあります。とても不思議です。




  


階段の一番上まで来ました。さらに上には…自然観察や森林浴セラピーレベルでは、止めた方が良さそうです。さて、ここまで来るのに結構息切れがします。この景色を見せるためだけに連れてくるかどうか…今日ぐるっと周って、相対的に良いところをご案内しようと思います。




  


少し降りて奥万座川奥の方に進みます。足元にはアカモノのピンク色の花が。荒々しい熊四郎山も応援してくれています。




  


奥万座川の橋まで来ました。河床の岩が見えています。見れば見るほど不思議な模様です。私には堆積岩に見えます。火山砕屑岩に見えないのは、中に埋もれた石が丸くないからです。




  


ちょっと登ってみます。沢登りの巻。生き物はいなさそうです。さらに上流に、鉱山跡があるからなのでしょう。夏ならドボン!としたくなるような場所もあります。




  


日進館裏の白いはげ山にあるあずまや。ここでひと休みすることは、どうかなーあるかなー…。その後、最近まで営業をしていた朝日山ゲレンデに行きました。ヤナギランがたくさん伸びています。そう、このコースはヤナギランの美しい時にもご案内したいと思っています。




  


やってきました。群馬県最大のゴヨウマツです。平成15年の調査で目通り周510cm、樹高25m、推定樹齢500年、枝張り東西19.8m 南北17.0mとあります。近くに行くと、本当に迫力があるゴヨウマツなのです。







このゴヨウマツの下でゆっくりしてお茶菓子をいただけたら、最高だと思いませんか。




  


湯の花旅館から下にくだり、乱麻の滝を横切ります。ここでは昔、眼を洗ったそうですが、現在は見たところチャツボミゴケも発生している模様。酸性が強く、洗顔には向かないと思います。




  


日進館と奥万座川の間には、どういう訳かクレソンが群生しているところがあります。ここからは茶水といって、昔、お茶に使われていた清水が湧き出ているのです。そして、不思議な不思議なコケのようなものがあります。蘚苔類なのか藻類なのか…




  


ここから万座プリンスホテルの方を目指します。道路の法面に、巨石が出っ張っています。これには昔、日進館の板垣いさお板長が高崎に仕入れに行った時、トラックをぶつけてしまった過去があります。それにしても見事な赤さです。六合村元山地区には実際に紅殻(酸化鉄を主成分とする赤色顔料の一種)として使われた石がありますが、それよりもずっと赤い。




  


いつかヒキガエルが住んでいた洞は、小さくまあるい土の様なもので埋もれかかっていました。複雑に根が絡み合った樹木を通過し、




  


倒木更新のお手本の様な根株を通過します。プリンスゲレンデからの眺めも気分がいいです。




  


牛池の方から、プリンスゲレンデに向かって白い綿が飛んで行きました。ミネヤナギの種かな?池に向かって伸びているダケカンバ。池に映った大空を本物と間違えてしまったのです。





牛池のあずまやは平成9年にできました。こんな素敵なところがあるなんて、素晴らしいでしょう!ここは以前、日進館の黒岩堅一会長からの指令で、楽器を持ち入れ歌の集いをしても良いか環境省に聞いたことがありますが、ダメと言われました。なんだか建物だけ建てて勿体ないですね…私が、エコツアーでこれから使って行きましょう。


今日の下見は以上でした。明日は逆回りでご案内したいと思います。






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