石尊山 下見登山




明日から雨になるらしいので、今日は軽井沢町の石尊山をルート調査登山してきた。








  


通称1,000m道路の脇に車4台ほどの駐車場があり、ここが登山道入口。
登ろうと思ったらルリタテハ(タテハチョウ科)が。寒いから近寄り接写モードで撮っても逃げない。綺麗な蝶だ。




  


もう、このへんの紅葉は終わりつつある。赤いサクラの葉、オレンジ色のウリハダカエデの葉が林床を彩る。




  


見所スポットその一・血の滝。血の滝というから真っ赤っかな色をイメージしていたが、そんな訳もなかったか。茶褐色の川と滝。滝の脇にあるおっかない顔をした石像は血の池不動尊という不動明王らしい。あー怖い。




  


座禅窟との分岐点から少し登ったところに「血の池」という看板があるが、池は全く見えない。どうやら単なる湿地の様である。




  


この先で石尊山へ登る左右のルートに分かれる。左側のルートを進むと、血の池弁財天様が祀ってあった。




  


そして、隣にあるのがおはぐろ池。落ち葉が池を埋め尽くしていたが、少し水が見えた。確かに池は黒っぽく見える。




  


亜硫酸ガス発生地点の看板あり。万座の方では硫化水素ガス発生地点と書いてあるが、ここでは亜硫酸ガスなのか。解かりにくい看板を進み、




  


解かりにくく、急な登山道を登る。天候が悪い時は登山しない方がいいと思う。
石尊平まで来れば、石尊山山頂まではあとわずかです。





石尊山山頂。明日から雨になるので、浅間山山頂は見えない。しかしここも火口から4キロ以内で小浅間山よりも浅間山にわずかに近い。雄大浅間山が望める。




  


弥陀ヶ城岩(あみだがじょういわ)の厚さのある溶岩風景も良い。この溶岩流を輩出した仏岩火山の頃が浅間山は最も活発だったそうだ。上部には赤茶けた山肌がある。まるで釜山スコリア丘のようだ。しかし釜山は雲の中のはず。




  


山頂ではまだマツムシソウが咲いている。石尊山南側へ下りていく登山道は閉鎖中だった。少し覗いてみると、






やー、絶景じゃない。軽井沢から小諸付近までの佐久平が一望。雲の上に八ヶ岳が顔を出す。




  


また石尊平に戻って、あるはずの別ルートから下りようと思ったら立ち入り禁止のようだ。




  


来た道を戻って、山頂への道の分岐点からもう一方の道を進む。




  


すると、すぐに「第二源泉」がある。結構な水量だ。水を触ってみると温かくは無いので温泉では無い。




  


この先に登ってみたいのだが、どうやら意図的に立ち入り禁止にしているようだ。横になっていた木はたまたまでは無く、ばんせんで留めてあった。

うーん、どうもあまり真剣に整備していない登山道らしい。このコースは、軽井沢町としては売り線のコースにはしていなかったらしい。




  


血の池付近は足場が悪い。落ち葉の頃はぬかるみが見えないから気を付けて!
座禅屈分岐点まで戻り、看板に沿って林道を歩く。




  


途中で出てきたのはトラツグミ(スズメ目ツグミ科)。珍しいこと。しかし行けども行けども林道のみ。1キロであるはずの座禅屈は見当たらない。諦めて来た道を戻る。




  


すると、分岐点のすぐ近くで、古びた看板を発見。もしやこれが座禅屈への看板では?試しに進んでみたが、1キロも進まないうちに道肩が解からない状態に。うーんそうか、今日は座禅屈には会えない運命の様ですね。