2011年10月1日の野生きのこイベント




野生きのこイベントを実施。今日は先日のNHK早朝ラジオの出演が効いたようで、お客様は年配の方々ばかりになられた。人生の大先輩方をインストラクター的立場でご案内するのは恐縮ではあったが、こと野生きのこに関しては私の方が大先輩。自信を持って、しっかりとご案内させていただいた。







森に入って15m程進んだところで、いきなり株立ちきのこを発見。幸先の良いスタート。





これはスギタケ(モエギタケ科モエギタケ属)。これも、最近の図鑑では有毒とされてしまっている。人によって中毒するらしいのだが、とりあえず、ひと昔前までは普通に食用とされていたきのこだし、この先他にきのこが採れないかも。学習のためにも、採取することにした。





泥がつかないように、丁寧にお採りください。童心に帰ってきのこ狩りを楽しみます。





昨日発見しておいたクリタケ(モエギタケ科クリタケ属)の株。残念ながら昨日の夕方から今朝までの間に、誰かに良いところを採られてしまったようです。





ウスヒラタケ(ヒラタケ科ヒラタケ属)は採られていなかったみたい。やはり、食べられるきのこの種類を多く知ると得ですねー。





あずまやに移動し、きのこ料理開始。今回は野生きのこのは発生状況がおもわしくなかったので、昨日までに私が採り置いておいたツガタケ、アイシメジ、イグチ類などのきのこと、市販のブナシメジ、エノキタケ、マイタケ、シイタケも混ぜて使いました。人によって中毒が報告されているスギタケ(先ほど採ったきのこ)も、少量だったので使うことにしました。





野生きのこ料理完成!今日のメニューは、


 一、きのことキャベツのガーリックバター醤油炒め
 一、きのこ味噌
 一、きのことキャベツのお好み焼
 一、きのこと鶏肉のお吸い物
 


その他に、リンゴや梨の差し入れがありました。ありがとうございます。





料理では、ご自分でもかなり野外活動を楽しんでいらっしゃるB様がかなり頑張ってくださいました。お味の方も、ご納得いただいたようです。味の濃いスギタケも、お好み焼きでなら目立たなくなるから不思議。





私的には、今日のヒットは【きのこと鶏肉のお吸い物】です。前回作ったのは鶏ササミ肉だったので味が上品でしたが、今回はモモ肉なので皮による脂身が入ったことと、きのこの種類が多かったことで、野趣あふれる絶妙な味になりました。ご担当してくださいましたY様、誠にありがとうございました。