浅間山溶岩コース(浅間山・嬬恋MTBエコツーリング)の写真素材撮影
浅間・吾妻エコツーリズム協会のホームページを作成中。【浅間山・嬬恋MTBエコツーリング】のうち、「浅間山溶岩コース」のコース撮影に行ってきた。
JR万座・鹿沢口駅から出発し上田方面に進む。卸売センターサンエイの付近は1万5800年前の平原火砕流の堆積物層で、嬬恋村を代表する風景の一つ。出発してからわずか5分ほどしか経っていないが、ここでも少しは説明したいと思う。
大笹の信号を浅間山方面へ。ここには沓掛海道の道しるべがある。自転車を立てる場所がなくていい写真にならなかった。
瀧之頭観音堂へは、基本的に寄らない考えでいる。パノラマライン南ルートへのショートカットする道を通りたいからだ。しかし瀧之頭観音堂は休憩スポットとしてはいい場所だ。
トラクターに追い抜かされたりしながら、パノラマライン南ルートへ。キャベツ畑が見えたところでひと休みできればベスト。
浅間高原ペンションビレッジから、浅間山溶岩樹型に行くまでの道のり。この道は浅間高原シャクナゲ園への道でもあり、路面も舗装されていて状態が良い。
国指定特別天然記念物・浅間山溶岩樹型に到着。国指定の天然記念物は結構あるが、特別天然記念物となると、群馬県には尾瀬と浅間山溶岩樹型の二つしかないのだ。これは凄いこと。ぜひ世にアピールしたい。
しかし、この火砕流が冷えて固まった跡の写真は、インターネットで探してもどうもいいものがなかったが、私が撮ってもイマイチ。どう撮ればいいのだろう?
ここから、数100メートル東に移動し次のスポットへ。この森の道もとても雰囲気が良い。
1783年浅間山大噴火の際に火口から溢れ出た鬼押出し溶岩流が止まった跡が、溶岩の壁になっている。ここを登ってみる。
険しい道ではあるが、見下ろす景色はなかなかのもの。登る甲斐はある。
ここから、鬼押出し溶岩流沿いに東に進む。MTBでこそ行けるコース。そしてしばらく下る。ここも思わず飛ばしてしまいそうな場所。倒木でもあれば危険なので、セーブしなきゃ…
鎌原用水源地では、“大笹の湯”の話をしたい。ここは鬼押出し溶岩流の熱で、かつて温泉が湧いたのだ。今は冷めて水となり、飲料水に使っている。
プリンスランド別荘地ロータリーの名物岩・「長寿岩」の名は、隣で貸自転車と楽焼きの営業をしている「ガーデン尾の上」の尾上さんが名付けたそうだ。
そしてホテルグリーンプラザ軽井沢へ。MTBの足の疲れを癒すありがた〜い足湯。なんと無料で開放している。「チューダーの湯」と名付けてある。
プリンスランド大通りの広い、公園のような道をMTBで走りぬけるのも気分がいい。
鬼押しハイウェーを横断し、別荘地の中を通り抜ける。
トギホリ石や、名もなき大きな鎌原石がゴロゴロしている鎌原土石なだれが通った跡。その先には鎌原集落がある。
鎌原の、郷愁の念に駆られるような美しい田園風景からは、ここが1783年鎌原土石なだれで壊滅的ダメージを受けた場所とは思いつかない。しかし、田んぼの中にはどけきれなかった大きな鎌原石が残っている。
最後に、笹平の崖上に行って、谷あいに家並みがびっしりと並ぶ、万座・鹿沢口駅周辺の風景を見下ろす。あの駅にぐるっと回って降りて行って、このツアーはおしまい。
浅間山の山麓でMTBを楽しみながら、浅間山噴火のことや溶岩のことを知るエコツアーです。とてもいいコースですよ。
浅間山・嬬恋MTBエコツーリング「浅間山溶岩コース」プラン詳細
http://ecotourism.or.jp/mtb/asamayamayougan01.html