手打ちそば あさま と 山野草のお勉強



ジャム作り体験指導が早く終わったので、小林さんの店、「手打ちそば あさま」に皆でお邪魔することにした。

急遽の訪問なので小林さんが蕎麦を打っている間、近くの森に植生の状況を見に行った。





これはコゴミ(クサソテツ)。山崎さん曰く、茎の両端に白い線のようなものが見えるのが特長だそうだ。

ところで、アカコゴミ(キヨタキシダ)という山菜がとても美味しいらしい。どこかで見たような気がするが思い出せない。


アカコゴミ(キヨタキシダ・一本コゴミ)
http://www.geocities.jp/sechihide/akakogomi.html




  


ミヤマウグイスカグラが多い。この樹とウグイスカグラは両方とも、徒長枝(とちょうし)の葉の、葉柄の基部が広がり、対の葉柄の基部と合着してつば状になる。種の同定は花と実の線毛があるかないか。


徒長枝とは、樹木の幹や太い枝から上方に向かって真っ直ぐに長く太く伸びる枝を指す園芸用語。森林内では萌芽、ひこばえで発生する。


網目状で白い斑紋のある奇妙で美しい葉は、ヒメミヤマウズラ(ラン科シュスラン属)ではないだろうか。




  


お蕎麦ができたようだ。早足で店内へ。洒落たお店の説明文があった。




  


いつの間にか、箸袋もお洒落なものに変わっていた。奥様のセンスが光る。




  


今日は急ぎなので二八蕎麦。あーやっぱ小林さんの打つ蕎麦は美味いわ。全員が感動しまくっていた。
「蕎麦つゆは、薄めれば薄めるほどカツオと昆布の味が効いて来ないとダメだ。」蕎麦つゆを蕎麦湯で薄めていただき、小林さんの言葉が浸みいる。牧ちゃんもこの界隈でこんなに美味い蕎麦つゆは初めてだとのこと。




  


なぜか南極の石が出てきた。うーん、どう見ていいか解らん。帰ってから手元の図鑑で調べると、変成岩のうちの黒雲母片麻岩のように見える。だから何なのか解らない。


それよりも奥様が作ったつまようじ入れの方が気になる。めっちゃお洒落。これを体験プログラムにするといいんじゃない?




  


私はコガタスズメバチの巣を、福田さんはつまようじ入れをお土産にもらい(いいのか?)、小林さんの奥様にお礼をして店を出た。




  


シラネアオイの白もあった。劣性遺伝のため、種をまくと先祖返りし白ばかりではなくさまざまな色になるそうだ。


最後は小林さんによる山野草の解説。浅間山麓のライフスタイルを満喫した一日だった。


 手打ちそば あさま
 嬬恋村大前 0279-86-2290
 4月下旬〜11月上旬 金・土・日・月の週四日のみ営業
 11:30〜蕎麦終了まで