MTBツアー 浅間山・嬬恋エコツーリング〜自転車でエコ・ツーリズム〜 下見



今日は新商品、『浅間・吾妻エコツーリング〜自転車でエコ・ツーリズム〜』の下見会。まずは浅間山溶岩コースを実走する。

この企画はプロのインストラクターによるMTBレッスンを、嬬恋村の見所スポットを巡りながら行うという企画。ヤマミチさんとネイチャー赤木のジョイント企画である。

シングルトラックプロジェクト野風(ヤマミチさんのHP)
http://www.wheelers.jp/nokaze/index.html








福田さんのMTB、サドルの位置が低かったみたい。こういう時、ヤマミチさんがサッと工具を出してくれるのがにくいところ。



  




MTBのサドルバックにメンテナンス工具一式が入っている。私もこれほしいな〜



  



国道144号線を上田方面に進む。万座鹿沢口駅付近が標高780m、大笹の信号あたりが940m。大笹までの上り坂も結構長かったが、まだ標高差160mしか上っていない。MTBをやっている方なら問題無いだろう。ここから目標の溶岩樹型までは300m以上上ることになる。



  



今日は通常のコースではなく、県道235号線を右に曲がり、中原のキャベツ畑ルートから溶岩樹型を目指してみよう。より健脚者向けのコースになる。ほど良く高木に囲まれた森林浴ルート、しかも足元はアスファルトで楽ちん。



  



パノラマライン南ルートに出た。回り道をしたのはここを走らせたかったこともある。
中原集落には公衆トイレがあるので寄らせていただいたが、まだ冬期閉鎖中だった。しかしありがたいことにあずまやがある。ここでティータイムなんかどうだろう。



  



中原のキャベツ畑に到着。ここに来る前の40mを一気に上る急坂が結構きつい。でもこの景色を眺められるんなら良しでしょう。今日は浅間山は雲に隠れていました。



  



中原のキャベツ畑を上り切り、ここから溶岩樹型を目指す道をちょっと間違えたみたい。快適な舗装工事中の道を進んでいると思ったら、ずいぶん荒れた農道に出てしまった。舗装に慣れた脚には堪える。



  



ちょうどお昼頃に溶岩樹型に到着。途中で悪路に入ってしまったせいで脚の疲れだけでなく精神的ダメージがあったかなと。あそこが間違えなければもう少し楽になると思う。5%ぐらいは。
昼食後、溶岩樹型で火山の勉強を少しして、出発。気持ちの良い、MTBならではの林道を抜けるコース。



  


  




すぐ隣(約300m)には1783年の鬼押出し溶岩が流れてきて止まった場所がある。ここで浅間火山の勉強をしつつ、この溶岩の壁を上ってみる。
こんな岩山でも上に上ると結構樹木が育っていて、浅間山を望むことはできない。しかし、下側の景色は見る価値がある。


  



ここからはMTBの醍醐味が続く。ガタガタ道の、下りの林道をガンガン走るのだ。気持ちいい〜

なーんて調子に乗っていたら、樹の枝に引っ掛けで大きく転倒してしまった。ヤマミチさんが私たちのために降りて通る見本を示してくれたのに…。“あ、俺転ぶ”と解ったが、ヘルメットをしているので、安心して頭から落ちることにした。ヘルメットがなかったら変にかばってしまい怪我をしていたかも。オー怖い。





次にプリンスランドの長寿岩へ。ここは記念写真スポット。岩の上でお茶をしたいな〜



  



そしてこのコースのお楽しみの一つ、奥軽井沢温泉の足湯に入っちゃうのだ!
へえ、ここは『チュ−ダーの泉』というのか。しかし、ここを無料で開放しているホテルグリーンプラザ軽井沢さんには頭が下がる。本当にありがたい。



  


  



その後、プリンスランドの広い大通りを走ったり、何十匹もの犬が遊んでいる豪邸の横を通ったり、民話が残るトギホリ石や古民家が残る集落を抜けていく。



  



鎌原観音堂に到着。観音堂には隣接して庫裏(くり)があり、地元の長老たちが祖先を供養している。庫裏には囲炉裏があり、おやきを焼いて売っていたこともある。長老たちから話を聞いたり、漬物やお茶をいただくことができる。

※参考:庫裏(くり)について Wikipedia


何度見ても恐ろしいのがこの“はかりばばあ”、ああ恐ろしい。



  



鎌原神社にあるカツラの巨木。根元付近は白色腐朽菌に大きく侵されている。大きな洞もあり、もう長くはないかもしれない。
この洞には昨年、ニホンミツバチの巣があった。スズメバチが様子を伺っていたことを覚えている。洞を覗くとニホンミツバチの死骸だらけ。この全滅は冬に必ず起こる普通の現象によるものなのか、それともスズメバチの大群に襲われたのだろうか…



  



延命寺の門石が道しるべになっている場所を通り、鎌原の田んぼを走る。ここは田んぼの中に大きな浅間石があり、稲とのコントラストがいいし、下から見ると浅間山も良く見えるので、下から登ってもきても良い場所だ。





そして最後にJR万座鹿沢口駅の上に行って三原集落を一望する。この場所もとっておきの場所。楽しかったMTBエコツアーももうすぐ終わりです。旅情にふけってしまいますね。



  




地元のおじいちゃんとすれ違い。こんにちは〜
JR万座鹿沢口へ帰ってきました。通常はここでお客様をお別れになる。私たちはこの後事務所に帰ったが、その途中にある15,800年前の平原火砕流の絶壁はお客様は最初に見るところ。


実際、ヤマミチさんのレクチャー抜きで8時間位かかってしまったので、このコースはそこそこMTBをやっている人向けかな。走行距離は37Kmだったしね。


MTBツアーは、今のところ6名様から受け付け致します。お一人様5,000円、MTBはご自分でお持ちください。