佐藤先生ご一家と表万座スノーパーク スノーシュー&スキー
東京の佐藤先生がご家族で表万座スノーパークにスキーをしに見えた。お誘いいただいたので、せっかくなので、午前中はスノーシュー、午後はスキーの両方をやりましょう…ということになった。
一年ぶりの表万座スノーシューダウンヒル。今日は佐藤先生ご家族と。
まずは1,321mの第1高速リフトに乗車。降りて直ぐに右の藪に入ると景色のよい展望所がある。
どうだい、カズくん、さつきちゃん、いい景色だろう?
この吹き溜まりの尾根を、少しだけ浅間山に向かって降りる。まるで浅間山にダイブしているみたい!思わず(わざと)転びたくなる。
では森の中を行く。ダケカンバの皮はどうしてこうなっているのかな…?
その秘密がこれ、こんな風に、しなやかになるためなんだよ。ハイ、チーズ!
カズくんとさつきちゃんは雪の上をスイスイ歩けるのに、大人はズボズボと足が埋まってしまう。カズくんが雪の下を掘って調べてみると…
笹を発見。そして、その下が空洞になっている。今年はシーズン初めに降雪が少なかったので、雪圧が乏しかった。それで笹が横にならずに、立ったまま上の雪が締まっていったのだろう。こういう状態は危険で、長い笹だと体ごと落ちる可能性がある。ここの笹は腰までだから大丈夫なんだけど、歩くのが大変で苦労した。
ここでいったん、ゲレンデに避難。大そり滑り大会開始〜!
のはずだったのだが、さつきちゃんが、なんとそりを手放してしまった、ガーン。見る見るうちにコースを外れ左の森へと消えていった。それで、もう一度そり探しに森の中へ。
そりは、シラビソの樹が捕まえていてくれました。
さて、そのまま下に降りていくと、変わった形のミズナラの樹を発見。じっくり観察してみると、樹の根元に大きな樹洞が。ちょうどさつきちゃんがすっぽりと入る位だったので、さつきちゃんに調査をしてもらいました。
おーい、おいて行っちゃうよ!?
ここからまたゲレンデに戻る。ここで奥様が見つけたつららはとても不思議。普通のつららは円錐形で細長くできるはずなのに、刀のような形状になっている。ああ、そういえば、屋根の雪下にぶら下がるつららも、こうなっている。つららが内側に巻きこむようにして角度が変わり、雫が落ちる場所が徐々に変化すると、こうなるんじゃないかな?
ウサギの足跡は肉球もしっかり残っています。
さて、このゲレンデを横切ります。みんな一列になって、上を良く見て、せーのーでダッシュ!
次に、この森の親分の樹に会いに行きます。
サメのような枯れ木はカズくんが見つけてくれました。ハイ、チーズ。
そして、とうとう、今日の目的地・表万座の親分の樹にたどり着きました。
ダケカンバの巨木。…いやあの、ハグは兄弟でなくて、本当は樹にしてほしかったんですけど(笑)。
ここで、佐藤先生ご夫妻が用意してくださったランチをいただく。取り出しましたは牛乳パック。これに火をつける…のだがなかなかつかない。そこで、近くにあったヤエガワカンバの樹皮を少し拝借。この類はとても燃えやすいのだ。
ヤエガワカンバの樹皮が効いて、次々に着火成功。この熱で、アルミホイルに包んだホットドックを温めていたのだ。食べてみると、ソーセージにも火が通っていてアツアツでうまい!
雪山で食べるホットドッグ、こんなに美味いとは恐れ入りました。さつきちゃんも2本をペロリといただきました。
山で火を使った後は、後片付けが大事。水をかけて確実に消火させて、燃えカスは持って帰ります。食べている時に親分の樹から「ちゃんと始末して帰れよ」って頭の上に雫が何度も落ちてきたからね。
この後はゲレンデに戻り、大そり滑り大会。
ここは緩斜面だからそのうち止まるけど、上から来るスキーヤーにも気をつけてね〜
そして、お父さんが待ちに待っていたスキーの時間。スキーもスノーシューもそりも手軽に楽しめちゃう、表万座スノーパークっていいなあ〜
英美子もスキーはお手のもの。なかなかいい滑りをしている。
リフトの上からさっきの親分の樹が見える。さつきちゃん、思い出になったかな?
それっ、ジャンプ!その勢いで、いろんなことを吸収していくんだよ。