佐久市森林セラピー 森の案内人研修会


私は佐久市森林セラピー基地にも登録している。私が森林セラピストに合格した当初、草津はまだセラピー基地には認定されていなかったが、セラピストはどこかに登録することが義務づけられていたからだ。


しかしおかげさまで、今日のような研修会にも参加させていただける。来年こそは、佐久市の森でも案内して、恩返しをしなくてはならない。


今日の案内人は同期の小平靖子さん。


平尾の森 ファーブルの小径には、入り口に見事なサイン(案内図)がある。ここではルートの説明と、これから入っていく際の心構え、ヤマウルシなどの有毒植物の存在をご案内する。


 


少し歩くとハナイカダがある。これは実をつけていない。雄木なのか、それとも近くに雌木がないのか。雌雄異株の樹だ。ハナイカダは触感に特等があり、他の葉と比較させるのも良い。
杉の皮をはがした犯人は、ムササビではないか?とのこと。巣作りに使うようだ。


 


ノブドウブドウ科ノブドウ属)は子供の頃、そこいらの藪にいっぱいあって、実も採って食べたことがあるような気がする。味は、甘いような苦いような変な味だった。最近、薬効が高いということでもてはやされている。
コース内に設置してある巣箱は、結構動物に利用されているようだ。


 


嬬恋には見られない樹木、ネズミサシ。葉が尖っていて、触るとチクチクする。セラピーガイドの際にこの葉を触らせるかどうかについては、意見が分かれていた。


 


座観場所には立派なリラックス効果のサインがあるのだが、左の【森林浴でストレスホルモンが減少】は良く解るのだが、右の【森林浴で血圧や脈拍数が減少】のサインは解りずらい。参加者にストレスを与えることなく説明できるかどうか?


 


ホオノキは、過去に針金で縛られた跡が残っている。かわいそう。ここをなでなでしてもらうことにしよう。
マムシグサは、若いうちは雄で花粉だけ作り、やがて大きくなると雌に性転換する。今日はそれだけでなく、他にも面白い話を聞いたはずなのだが、メモを取らなかったので忘れてしまった。この写真がヒント。何の話だったか?


 


ホオノキの幹には、唇のマークのようなものが縦に並んでいる。枝折れの跡だろうか、それとも葉の跡かな?ホオノキは大きな冬芽をつけるので、大きな葉痕や芽鱗痕が残る。成長過程において、そこがそのまま傷として残るのは不思議ではない。しかし気になるのは直線状に並んでいること。植物の葉は、螺旋をえがいて伸びてくるのが普通だ。皮目…かな?呼吸で使っているかもしれない。
最後に、昆虫館に戻り、みんなで虚の研修内容をシェアする。佐久市健康づくり推進課の森林セラピーの進め方はとても丁寧。頭が下がります。