今井集落散策

唐沢さんに今井の集落を案内してもらった。今井は4500年前の縄文土器や住居跡が発掘されている。とても興味のある集落。本来ならばこういう里山をインタープリテーションしたいのだ。

まずはホタルの里へ。ここに来るのも久しぶり。ずいぶんと綺麗になっている。但し、ホタルは土の中に入って越冬するはずなので、木を側溝のように並べたのは、どうなんだろう、大丈夫なのかな?隙間の開いた石垣がベストだと思うな。

少し先で、湧き水でわさびを育てているところがあった。いい水が出ているのかな。昔は、たくさんのサワガニがいて、魚も結構いたそうだ。


  


サワガニがいるか少し確認。でも、ホタルの幼虫を踏みつけてしまいそうですぐに退散した。

次に、今でも魚がいるらしいというオツムギ川を登ってみる。するとこれまた凄い木が。カエデとナラ…か。細胞レベルで融合しているように見える。この辺の適当さというか、あいまいさが自然界のあるべき姿なのだろう。


  


次に今井神社へ。ああ、いい感じの集落の神社だな〜。こぢんまりしていて、味がある。

唐沢さんは子どもの頃、道路向かいの崖にある粘土質の土で、陶芸体験をしたという。少し探してみたけど見つからなかった。

その横にある道祖神は、スサノオノミコト天照大神か?そういう類の神様のように見える。この先に何かあるのかな?


  


おお、人知れずある社。これは今井神社の奥宮なのだろうか?しかし石段は傾いていて危ない。里山ツアーで連れていきたい、とっておきっぽい場所なのだが、ちょっと危険かな…

唐沢さんは子どもの頃、ケヤキの樹皮でパズルをして遊んだらしい。うん、それいいかもしんない。

天明五年4月吉日の文字が見える。天明三年浅間山大爆発とどのような関係があるのだろうか…


  


最後に、笹見平の竪穴式住居を覗いてみた。笹見平でインタープリター養成講座ができるかどうか、一度ゆっくりと考えてみたかったのだ。

中に入ると、おお、こんなに広かったっけ?20名なら軽く座学ができる。30名は、無理すれば何とかなるかな。

小さな竪穴式住居もあるので、こちらではワークショップもできるだろう。あとは宿泊場所の問題、それと今井の公民館を手軽に借りられるようになると良いのだが…