万座最大のトウヒに決着を!



湯田さんから電話をもらった。草津フィットネスの小林仁さん、じじばばネットの中島祥和さんをお連れして弁天池上部の万座極相林に入るとのこと。よし、早速どのトウヒを最大としたのか、この目で確かめる日が来た!引越しが片付いていないが、万座の森の番人として、これは絶対に行かねばならぬ。

草津フィットネス http://kusatsu-348.com/index.htm

じじばばネット http://www18.ocn.ne.jp/~jijibaba/index.html

二股、V字のカラマツは下の木が直径100cm、上の木は直径99cmある。同じ遺伝子なのだろうか。この二股のカラマツの横(裏)側から森に入ると、そう難しくなく森に入っていくことができる。


  


少し入ると、間もなく鬱蒼とした万座極相林。この深い森の芳香が、たまらん。

直径90cm程の、ダケカンバ巨木。幹から不定根が出ている。こんな上部(地上2m以上?)から地面を目指すというのか?


  


そしてそのすぐ近くに、トウヒの巨木が。おお、大きい。しかも向こうにフクロウが棲家にしそうないい感じの樹洞がある。私の知っている万座第二位のトウヒ巨木もこのような風景…

え!これって俺のよく知ってるトウヒじゃん!?そうか、そうだったのか。やはり、そうそうこのクラスはあるもんではないからな…

とりあえず、更に奥に進む。まだお二人にはこの森の奥深さをご紹介していないので。

雪の上に、樹皮がポロポロと落ちている。枝葉も少しある。これは、樹が動いた跡。…樹は自分で動くのではありません。風で身体を動かします。その際に、余計な垢や汚れを落とすのです。地球の流れのままに身を任せておくことで、身体を動かしているのです。


  


記録では120cmと計測されているトウヒは、湯田さんが測ったものではない。見たところ、トウヒとコメツガのセットの木だ。もしかして、一緒に測ってしまったのでは?

直径70cmのナナカマド。これでビックリしてはいけない。万座には直径90cmのものがある(弦ヶ池上部)。

さて、では、私のとっておきのトウヒを紹介しましょう。少し危険な下りですがついてきてください。


  


どうですか、このトウヒは!樹冠が折れてしまっているけれども、それでいてこの迫力、存在感。これこそが万座第一位のトウヒです。

湯田さんも、大いに納得してくれた。離れて見ても、この通り。

やっぱり、このトウヒが万座最大だった。一位を取り返した。そして万座の森の番人である私の面子も保たれた。は〜あ、気になっていたことがようやくスッキリ、肩の荷が降りたというか…。ところで、刀のような美しい反りをしているこの万座最大トウヒにどんな名前をつけようかな。刀の名前、妖刀村雨、正宗、菊丸?どなたか良い名前あったらご連絡くださいませ。