インタープリターのいる風景







嬬恋村の山村集落、三原にお客様をご案内する機会があった。

現地でいろいろ聞き込み調査をしているうちに、「先生」と呼ばれる土地の長老が特別ゲストで登場し、この集落のお話をしてくれることになった。


見晴らしのいい場所で、長老にバトンタッチ。


三原の街は歴史も見どころもたくさんあり、人々はとても気さくだった。何より古き良きものを守っていこうとする気概があった。散策していていつまでも飽きなかった。

でも、一番良かったことは、素晴らしいインタープリターがいたことだった。
この集落が持っている記憶を、命の限り伝えようとする人がいた。


長老がインタープリテーションするこの風景を、いつまでも見ていたいと思う。
ひょんなことで登場することになったが、それではとてももったいない。


それくらい、彼の姿はかけがえのないものだった。風景よりも、もっと。