剣持豊彦さん宅へ



12月11日に、三原でのインタープリテーションをする予定でいる。これまでトレッキングやハイキング、森林浴を推進してきたが、今回、万座でのスノーシュー案内が積雪事情により不十分であることから、山村集落を訪問する…というようなインタープリテーションを初挑戦することになったのだ。まずは前三原老人会長であり、インタープリター仲間の剣持さんのお宅にインタービューに伺った。

居間に入ってビックリ。なんだこのジオラマは。スゲー!自分の故郷である嬬恋村三原と、草軽電気鉄道ジオラマだ!

かつて家の近くにあった水車、上州三原駅、貨物に乗った黄色いダイヤ(硫黄)、清水法水(思い川)、そして草軽電鉄名物のスイッチバッグ…

そのジオラマを使って草軽電鉄廃線敷を考える会という団体のチラシまであった。一体、どんな活動をしているのやら…


  


隣の部屋に行くと、もっと凄い。一部屋を全部使っての鉄道模型。いやいや、恐れ入った。

三原はかつて、草軽電鉄と硫黄鉱山によりとても華やいでいた街であった。1962年に草軽電鉄廃止となってからは、集落は衰退の一途をたどった様だが、住民の草軽電鉄への思い入れは並大抵のものではない事がわかった。

写真のような木馬の大きなものを、万座鹿沢口駅の辺りに配置しようとも考えているようだ。


  


今日は黒岩憲司先生もお見えくださっていた。一昨年から黒岩先生が会長、剣持さんが副会長で「NPO法人水とみどりを護る会」を主宰しているとのこと。ヒェー、いくつになっても前に進んでいて素晴らしい方たちだ。

水とみどりを守る会でつくった里山マップ。地元集落を活性化させるためにいろいろな案を練っていらっしゃった。例えば苔玉盆栽をつくらせて土産に持たせ、木が大きくなったら山に返してもらう…まあ、とにかくいろいろと取り組んでいらっしゃる。

そしてこの絵馬。衰退する三原神社を活性化させるために、黒岩先生がデザインしたようだが、三つの神社にお参りした事になる絵馬はどうなんだろう…?三原神社に来たのだから、三原神社でよいのでは?

愛妻家協会が三原神社他、嬬恋村内の5つの神社を愛妻神社と定めたことに相乗りし、なんと日本武尊弟橘媛の絵馬まで作ってしまうとは!このバイタリティには参った。