とっておきの場所 ご案内



さて、友人をとっておきの場所にご案内する。それで、いつものルートから30mずれて降りてみると、また新たな発見があった。万座のでは見覚えのない樹…この沢に直径1mクラスのものが最低3本あった。

大木なので冬芽が遠くて観察できなかったのだが、帰ってからデジカメで撮った写真を拡大してみると…おおこの実は、シナノキのものではないか。大名沢では見たことがあるが、この場所にもあったのか!また一つ、話のネタができたなあ。


  


コシアブラの樹の枝が折られてしまっているものが結構あった。熊の爪痕はないし、コシアブラが好物の猿の仕業だと思う。猿も乱暴に枝を折って食べるのかな?

また道を少し変えてみると、これまた複雑な樹形をしたミズナラがあった。よくこの状態で立っているなあ。周りは針葉樹に覆われていたので、きっと風を防いでくれているのだろう。


  


そして核心部へ迫る。…昼食後すぐ、嫌なものを見てしまった。どう見ても熊の足跡だ。真冬の2月に出てくるとは!しかし、気分が悪くなったので写真を撮りそびれてしまった。

さらに例の三つ又のミズナラへ。この樹では必ず又をくぐることにしている。枝が三つ又の樹は神様がお休みになるところだと言われる。では幹が三つ又の樹は?

最後の守り神近くのミズナラには、不思議な物が枝先についていた。


  


ミズナラの枝先にあるには、クリタマバチのものに似ているなあ…。

メンバーの一人が、一つ取ってくれた。「持って帰って調べてください…」と言われたが、あんまり興味ないものの図鑑は持っていない。虫こぶは、虫こぶでまあ良いんではないかと…。

簡単に崩れてしまったので中を見てみると、ぐわっ、うじ虫が出てきた。あたりまえだ。もう駄目だ、かえろかえろ。