2級樹医養成セミナー 2007/11/24

2日目は朝から土壌学。講師は日本林業技術協会国際事業部主任研究員・吉岡二郎先生。かなり専門的な資料を基に講義を行う。そのボリュームは森林インストラクター養成テキストよりも多い。驚きの講座である。映写機を使った説明では、私の中でいまいちピンときていなかったポドソルの意味が分かったような気がした。


 


その後、野外に出て、どのように土壌を調査するのか説明があった。同じく土壌の専門家・森林技術協会の長島成和先生に一度レクチャーを受けているので、復習させていただいた。

ところで吉岡先生が持っていた本、標準土色帖という本は優れもの。マンセル方式という世界共通のカラー見本がついていて、土壌と見比べながら土壌色彩を同定する。色だけではなく、礫の割合だの根の太さなど、すぐに照らし合わせて数値が得られる資料がびっしり。先生は¥45,000したと仰っていたが、ネットで調べると¥18,000税別位だった。きっと、オプションがいろいろと付いているのだろう。

その後、「樹木と気象害・大気汚染」「農薬学」を、奈良県森林技術センターみどりの保全室元室長・天野孝之先生にご厚誼いただいた。…やはり、私が万座山草園で勝手にベンレート水和剤を使用したのは、法律違反らしい。天野先生に聞いてみると「ええ、違反ですわ。明日からもう刑務所に行ってもらわんとあきませんわ」と言われてしまった!