秋田県研修旅行

会社のメンバーで秋田県へ研修旅行に行ってきた。メインは玉川温泉。しかし宿泊は新玉川温泉に泊まった。

売店では温泉が売られまくっていた!10リットル1,700円。…すげえ、ボロ儲けだ。早速温泉に入ったが、写真撮影禁止と言うことなので、お風呂の撮影はしなかった。PH1.2、強酸性の湯船ときたらピリピリ凄かったこと!

右は翌朝の窓からの風景。このブナの森で早朝散歩やったらお客さん喜ぶだろうなあ。


  


入浴相談室というコーナーでは、定年退職した看護師さんが常駐していた。これもなかなか良い方法だ。

そして、今度は本家の玉川温泉へ。万座温泉の熊四郎山探勝コースよりもずっと危なそうなところに進んでいく。この遊歩道を玉川自然研究路という。

少し歩くと「大噴(おおふけ)」と呼ばれる湧出口がある。凄い迫力。落ちたら絶対に助からないな…。源泉98℃、毎分9,000リットルの温泉力はダテじゃない。


  


しばらく進むと、まるで難民キャンプかと思うような怪しげな光景が広がる。そう、これがうわさの岩盤浴だ。特に良い場所?には、特設テントが設けられているのである。

…しかし、おいおい毒ガス大丈夫か?っていうような場所に寝ている人がいる。火山性ガスを吸えばいいってもんじゃないと思うが…。

北投石は天然記念物で、日本では唯一玉川温泉で産する。しかし採掘は禁止されているようだ。ラジウムを含み放射能を有する。微量なラジウムを含む万座温泉の地中にも、北投石があるのかもしれない。


  


玉川温泉の大浴場をのぞきたいとお願いしたら、「手短かにお願いします」と言われた。あたり前だ。

そして帰りに、もう一軒、「そよ風」という宿に寄ってきた。忙しい中、副支配人さんが相手してくださった。この館は新しくお洒落。何か近いものを感じる。あまりにも湯治湯治していた玉川温泉は、病人のオーラでこっちが参ってしまいそうだったが、この館はそういう暗いイメージは漂っていなかった。大浴場の手前にあった東洋式整体コーナーも小奇麗にまとまっていた。


  


さらに、今回は乳頭温泉にも寄って見る。有名処、鶴の湯さん。なかなか雰囲気のある宿だ。お風呂は男性専用よりも女性専用が多く、女性が好むように造ってあるようだった。全国の露天風呂人気投票で幾度となく一位を獲得している。

しかし、金髪のにーちゃん、若いギャルがわんさかいて、なんだか騒がしいような気がした。有名になりすぎてこうも観光客が増えてしまうと、昔からの常連客はどう思っているのだろう。少し心配になった。

最後の一枚は、田沢湖駅前物産館のお願い地蔵さん。8/14のイベントで使いたいな。一つ買っていこう。


  


旅の終わりの昼食は乳頭温泉鶴の湯別館「山の宿」。こちらは、静かでとても雰囲気が良い。囲炉裏での食事を、ここで初めて経験した。

専務と女将はミズナ(ウワバミソウ)の和え物が、たいそう気に入ったそうだ。

「山の芋鍋」4人前がたっぷり出てきた。ああ、白味噌で美味い。秋田はいいなあ。森の雰囲気も最高だし。JR東日本が数年前からずっと、東北キャンペーンを実施している。そのサブタイトルは「もう一つの日本」である。星野リゾート社長が同じ言葉を昔使っていたが、私も大賛成のキーワードであり、日本のリゾート業の進むべき道がその路線であると思う。日本がもっと独自性を持って、伝統と文化を丁寧に継承し育みながら現代を迎えていたら、私達の周りの風景はもっとやわらかい和風のものであったろうし安心する風景になっていたはずである。粋で格好良かったに違いないのだ。

秋田はいい。本当に好きになった。次は竹原まゆみお姉に会いに来よう。私にはまた秋田に来る理由がある。