夏の思い出







恒例の『森の教室』。今年は笠ヶ岳から山田牧場に案内した。

へとへとだったはずの子どもたちは、昼食のデザートのアイスクリームでたちまち元気になった。そして予定には無かった“牧場でなごむ”時間が生まれた。


一人の子が、スススと馬へと近づいていった。そしてあたりまえのように馬に触れた。

「危ないから…」って声をかけようにも、あんまり自然すぎて言葉が出てこなかった。乗馬の経験のある子だったのだ。そしてそれにつられるようにして、ほかの子達も牛馬に近寄ったり触れたりすることができた。


山を案内するのは大人たちの方が楽だけど、子どもたちの無邪気さから生み出されるものには敵わないなあといつも思う。子どもたちの驚嘆する表情やしぐさ、動物を愛しんでいる姿を見るだけでも連れてきて良かったと思う。見ているこっちが癒される。