草津森の癒し歩道 ロイヤルコース



今年はこのコースでずいぶん案内をした。あまり記録写真を残す暇が無かったが、今日は撮っておくことにした。

ビレッジの脇の森は、下草が生えていないのでキノコが良く目立つ。赤いものはヤブレベニタケ(ベニタケ科ベニタケ属)。ブナ科と菌根をつくるというからここではコナラと共生しているのだろう。

ぱっと見はクロハツ(ベニタケ科ベニタケ属)に似ているが、きっと違うだろう。もっとひだが黒味を帯びると思う。また欠けている笠の部分も白い。しかしシロハツ(ベニタケ科ベニタケ属)にも見えない。それでも採って調べるつもりはない。年々そういうことができなくなってくる。このコースは多くの人が利用するので、このまま残しておきたいのだ。

コースには、ミズキの葉が散乱していた。ミズキは、毎年こんなに葉を落とすのだろうか。


  


このコースには、ヒヨドリバナ(キク科フジバカマ属)とヨツバヒヨドリが混生している。

真ん中がヒヨドリバナ、右がヨツバヒヨドリヒヨドリバナの葉は対生、ヨツバヒヨドリは3〜5枚の輪生。


  


オカトラノオが涼しげだ。

クマイチゴ(バラ科キイチゴ属)の実が熟している。食べてみたがあんまり美味しくなかった。和名は熊が出る場所にあるイチゴという意味。

この森のヤマアジサイユキノシタアジサイ属)は白色のようだ。地域によって青や赤色になる。これでも草でなく樹である。