ノゾリキスゲ







野反湖は1956年竣工の発電用人造湖。標高1,514mは標高日本一。周囲12kmで、群馬県側の富士見峠から見る眺めは周囲の環境と調和した自然の湖のようであり、ダム湖百選に選定。訪れる人々を魅了している。


かつて湖の中心地には温泉があったのだという。登山の帰りにこの秘境の温泉に入るのが何よりの楽しみだったのだと。


湖になってからはまた、人の手によって高山植物は増えた。笹刈りによって大群落となった人気のゼンテイカはここではノゾリキスゲといわれる。


もうすぐ満開となり草原を埋め尽くすノゾリキスゲを、まだまばらな今撮っておいた。花も正面から撮ったものよりも少し横から撮ったものの方が気に入った。その方がより自然に見えたから。