実りの秋

やっぱり、今年は豊作になった。真田町では今、稲の掛け干しの作業が行われている。

「刈り取ったあとの水田の風景ほど日本の文化と心とを映し出すものはないと私は思う。
稲を干す、ただそれだけのために、何と美しく大地を飾りたてることだろう。
米作りに養われた日本人のこの謙虚さ、誠実さ、秩序正しさこそが戦後の経済成長を支えたのだ。」

(富山和子・「水と緑の国、日本」より)