浦倉山と野地平スノーシューダウンヒルご案内



昨日から2日間、東京都のS様方をバラギ高原・四阿山スノーシューツアーにご案内させていただいております。
2日目の今日は、パルコール嬬恋スキー場ゴンドラ「パルキャビン」に乗車し、浦倉山山頂から野地平へ降り進むコースにお連れします。


浦倉山と野地平スノーシューダウンヒル(ゴンドラ使用)
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/baragi_urakura01/index.html



  


浦倉山山頂付近は樹木が混み合っているので、山頂手前の稜線で四阿山旧火口側、つまり西側が開けているところを探しました。旧火口を覗くと、四阿山の古い溶岩体の岸壁が見えます。写真では左側の、岩で隠れてしまっているのが日本の滝百選「米子大瀑布」です。




米子大瀑布は落差75mの「権現滝」と落差85mの「不動滝」が並んでいます。いずれも北側に面しているために、一度凍り始めるとなかなか解けず、大氷瀑となってアイスクライマー達が熱を上げてアタックしているそうです。ちなみに、浦倉山からの位置では「不動滝」の一部が見えていると思われます。



  


ダケカンバをふと見上げてみれば、まるで恐竜が同じ方向に走っているようでした。稜線付近のシュカブラおばけの凸凹を歩き進むと、



  


あっという間に浦倉山到着です。お二方には物足りなかったですかね…これから先で、面白いことをいっぱいしていきましょう。本白根山方面に歩いて行きます。



  


雪の上で見つけたのは、オオシラビソの球果です。普通は晩秋にみんな崩れてバラバラになるものです。代わりに種まきしてあげてください。





通常コースよりもやや北側を歩くと、やがて、野地平が一望できる場所まで来ました。ここはいい休憩ポイントです。



  


この場所でおやつを食べて森林浴。空気だけでも十分においしいです。



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今日は新川の左岸をずいぶん降り進みました。すると、広々としたなかなか良い場所に出ました。案の定、BCプレイヤーの滑り跡がありました。



  


このあたりなら、沢に降りられそうです。沢沿いは成熟した渓畔林で、樹木も一回り大きくなりました。



  


凍裂して修復しようとしている樹木や、



  


枯れ木の洞に新たに芽吹いたコメツガ…など、自然は様々です。 さて、竹林の様に密集した、シラビソを主体とした針葉樹林帯に入ってみましょう。



  


森の中に入っただけで香りがブワーッと。S様の好きな樹脂袋もたくさんありましたね。



  


徐々に樹木間が広くなってきました。湿原が近いのです。





12時少し前に、野地平に到着しました。四阿山の中腹に、こんな平原があるなんて不思議です。恐らくは新川源流付近がたびたび崩壊し土石流を発生させる場所で、野地平はその扇状地のようになっているのでしょう。



  


今日はここでのんびりしていただきたいと思っています。ゆっくりおにぎりと食べるとか、





ガンガン凧揚げするとか!





ハンモックで寝るとか…



  


昨日、ハンモックがあんまり評判良かったもので、今日は一人一つ使用体制で持って参りました。パーソナルなご希望にお応えするのが私のガイドの信条でございます。





風が出れば凧揚げ!



  


そうこうしているうちに、別のグループが現れました。おお、犬連れです。ワンちゃんと一緒にスノーシューですね。この凧に気付くかな〜?



  


私たちも、そろそろ下山です。ユオウゴケを観察して、ダケカンバの一斉林を降りて、



  


この森で一番大きなミズナラの巨木に挨拶しました。



  


ヤドリギも、じっくり見ると、凄いたくさん枝分岐しているんですね。


さて、今日のスノーシューツアー、いかがでしたか。四阿山も軽く踏破されたお二方にはちょっと物足りなかったかもしれませんが、この二日間の疲れはこれから出てくることでしょう。お帰りの運転は十分にお気を付けください。二日間、誠にありがとうございました。



浦倉山と野地平スノーシューダウンヒル(ゴンドラ使用)
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/baragi_urakura01/index.html






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