アスレチックランド『忍者修行ワールド』の設営物語




11月1日(土)〜2日(日)に東吾妻町にて行われる、岩櫃城、歴史、武士、忍者、戦国時代、真田氏…などをテーマにした複合イベント、岩櫃城 忍びの乱」http://www.shinobinoran.com/) では、当協会は『戦国の城址を巡るエコツアー』の企画運営の他に、『忍者修行ワールド』というアスレチックランドを実施運営することになっています。


宮崎様からお借りした広い山林を森林整備し、子どもが走り回っても危なくない状態にした上で、アスレチックを設営する。この、準備設営した一週間の記録を紹介します。





【10月25日】


  


今日は午前中は打ち合わせ等が入りあまり動けず、午後から作業開始となりました。やや藪化している山林、心配なのは結構、竹があることです。地面すれすれ、節のすぐ上の部分で水平に伐っていれば良いのですが、過去の施業の様子から言って、そういうことはしていません。要するに林床は、尖った竹の切り株で埋め尽くされています。まずは、この林床を、走って転んでも安全な状態にします。道は遠い…。



【10月26日】


  


今日は将太氏が来てくれました。おや、いきなり木登り遊びですか…



  


いえいえ、そうではありません。将太氏のミッションはこの、ツル植物に覆われた大木の掃除です。並のツル切り作業ではありません、命がけ…



  


つる切りが終わったら、ブラッシングします。トイレ掃除グッズが役に立ちました。(もちろん新品です!)



  


私は昨日と同じく、草刈り機で気になる林床を攻めました。そして切った竹、転がっている潅木は一箇所にあつめます。当日の会場看板用の竹も用意しました。



  


丸一日かかりましたが、大ケヤキの大掃除、終了しました。さー明日の作業が楽しみです。



【10月27日】


  


今日も、まずは林床の雑草木刈払いからスタート。そのうち、永井さんがツリーデッキの基礎を仮止めしたので、私がロープでがんじがらめに縛り上げました。



   



基礎板がしっかり決まったところで、永井さんが自社(吾妻産業(木材商))で加工して持ってきてくれた、丸太の板切り材を貼って行きます。



  


学校も終わり、お子様も応援に駆けつけてくれました。でも、この高さにはちょっとビビったようです。堀の方は6m近くあります。ここから、竪堀を飛び越えて進むターザンロープウェーをかける予定。楽しみですね〜。



【10月28日】


  


今日は朝から最強マシーンが登場します。東吾妻町の秘密兵器、自走型の木材粉砕機です。おー信頼のゼノア社だ!



  


この日のために集積しておいた木竹を次々と粉砕していきます。



  


ぶっとい竹でも、真っ直ぐの材なら丸々吸い込まれていきます。竪堀も、ずいぶんきれいになりました、そろそろ今日はおしまいに…というところで大トラブル発生!キャタピラが外れてしまいました。明日は修理から始まることになります。トホホ…



【10月29日】


  


朝から木材粉砕機のキャタピラ取り付けで大騒ぎ。斉藤さんや永井さんにずいぶんお世話になってしまいました。修理が済んだ後は、永井さんと健太郎氏はツリーデッキに手すりを付け、消防士・樹下さんはロープ渡り(モンキー渡り)指導のためにロープを張る樹木の選定に見えました。



  


コラッ!くわえタバコ!! とはいえ、健太郎氏もずいぶん頑張ってくれました。樹木にそのままワイヤーロープをかけると幹が傷んでしまうので、このように添え木で囲んでしまいます。その際に、高く危険なところにスイスイと登れるところはさすがでしたね。



【10月30日】


  


忍者修行ワールド会場の林床は完璧に綺麗になりました。これで木材粉砕機を潔く返却して、



  


ターザンロープウェーの試運転です。結果は、、、、、


凄い、凄い迫力、大人でも怖くて楽し〜い!


病みつきになりそうです。しかし、参りました。今日で事前のセッティングは完成するはずだったのに、まだまだ先があります。う〜イベント取材とかラジオ収録の電話とかバンバンかかってきてしまって、宣伝のために断るわけにはいかないし、超困りました。明日、どこまでできるか、勝負です。



【10月31日】




運命のイベント前日。なんとか間に合わせることができました。将太氏と健太郎氏の合作、ロープ渡り(写真は翌日撮影)。ロープをガッチガチに締めるので、樹木に保護帯をつけています。



  


しかし、こういった合わせトラックロープを固めるには、登山で通常使っているロープワークはあまり効かず。実際には吾妻産業方式で決めることになりました。永井さん感謝します。



  


靴で乗っかる下のロープは丈夫なポリエチレン素材、しかし手で掴む上のロープは感触が優しい綿素材で。なのでそんなに締め上げられません。そこで、掴むロープが緩んでずり下がらないように、上下を登山用ロープで固定。



  


下のロープの終点は、木材の楔を打って止めたようです。効くかな?



  


あれ?設計と少し違うが…。まあこういう、少し動くのがあってもいいですね。ターザンロープウェーはツリーデッキの上からターザンロープを引っ張る仕掛けを作ってくれました。


あとは明日、『忍者修行ワールド』OPEN前に3つのアクティビティをセッティングです。やったるで〜!



【11月1日(当日)】


  


さて、まずは最強消防士・樹下さんの『モンキー渡り』指導のロープ張りの様子です。うーん、レスキューって感じしますね。(いや、忍者って感じか?)



  


この方法で引けば、一人でも6倍の力で引くことができるそうです。凄いですね。



  


ターザンロープウェーは、建築のプロ・古屋さんとネイティブビルダーのスタンさんでタッグを組んでもらいました。まずはより安全性を高めるために改造します。発射台の位置と手すりを後方に下げ、手すりの向こうは立入禁止区域にして、インストラクターがそこに立って台上の参加者をターザンロープにドッキングさせることにしました。ナイス!




岩櫃城址の竪堀跡を飛び越えていくターザンロープウェー。高さは最大で6m!これは凄いですよ〜





な〜んていろいろ書きましたけど、大目玉はこのセット、10m以上の高さにまで登れる木登り です。


しかもとても大きな大木、直径1m位あります。マザーツリーに自分の手足で登れるなんて、ワクワクするでしょ!



  


入口の木登りセットはよく目立ちますね〜。


『忍者修行ワールド』スタッフ一同、皆様のお越しを心からお待ち申し上げております。m(_ _)m






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