本白根山とお釜めぐり スノーシュー で、ズコー!



本日も神奈川県からお越しのN様を本白根山スノーシューでご案内してきました。

ご宿泊は草津ナウリゾートホテル様です。


本白根山とお釜めぐり スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/kusatsu_motoshirane01/index.html



  


昨日、本白根山山頂付近は風速25mの強風で、白根火山ロープウェイはおろか本白根第2ロマンスリフトも止まってしまっていたそうで、今日も吹き溜まりの除雪のため、リフトは止まっていました。運転開始まであと1時間はかかる見込み。こんなにいい天気なのに…仕方がなく、夏の登山道を歩いて登ることにしました。



  


ところが、先に進んでいってくださった方の跡をついて行ってみると、夏の登山道を無視して急斜面を攻めていました。いろいろと考えましたが、夏道も多雪のためによくわからなくなっている現在、そのまま急斜面を登ることにしました。





でも険しかったですね。もうすぐ75歳になるN様ご夫婦ですが…、頑張ってくださいました!



  


ようやく、ほぼリフト終点付近に到着。やれやれ、お疲れ様でございました。では記念写真を。



「はい、じゃあ、写真撮りますよー ハイ、チー… ズコー!」



って、落ちました! 頭から!!(@Σ@;)






昨日の強風で、本白根の山中は穴ボコだらけだったんですね。いやー漫画みたいに靴とスノーシューだけ雪上に出していました。皆さん、吹雪のあとの山中は、バックで進むのはやめましょう。



  


雪の現象は面白いです。手前の樹氷は、エビの尻尾といわれるもので、風上に発達しますが、奥に見えている稜線の雪庇は風下に発達しています。



  


今日の空釜の表情です。随分と底の雪が解けましたね。ほとんど乗っていなかったということですか。この稜線は幅がないので丁寧に進みます。



  


本来は、本白根山山頂手前の、この場所が最大の難所なのですが、今日はもっと大変なところを経験済みです。N様はゆっくりと、そしてしっかりと一歩一歩進みます。





本白根山頂に到着しました。


おめでとうございます \(∇^*)o。やりましたね。





昼食を食べるところは、やはりここです。足踏みでご用意した特製の長椅子で召し上がっていただきます。





今日のランチはペンション五郎次さんの特製サンドイッチです。お一人様630円。予約制で承ります。



  


目の前を、猛ダッシュで走っていく動物が!ウサギでした。もう、白い冬毛ではなくて、茶色の毛になっていました。ウサギは、前足の指が5本、後ろ足の指は4本なのです。



  


大斜面を降り、コマクサ火口原へ。ここには、謎の小屋の屋根が見えています。昔のコマクサ監視小屋の跡なのか…



    

    


本白根山探勝歩道に出ました。ここから当分雪がないので、スノーシューを脱ぎ、ツボ足で進みます。空釜付近の植生の垂直分布の逆転現象を見たり、本白根山展望所で写真を撮ったり、ハイマツの群落に感心したり…



  


そうやって自然観察していると、ホシガラスがやってきてくれました。コマクサが群生している砂礫地の地面をしきりに突っついています。きっと埋めておいたハイマツの実でも探しているのでしょう。



  


鏡池の雪庇は、壊してもすぐに発達します。この先はどうなるかわかりませんが…。雪崩の実験をして遊びます。これが勉強にもなるし体験にもなるしで、最近のマイブームです。



  


雪庇遊びを楽しんだら、亜高山帯針葉樹林を歩き、本白根第2ロマンスリフト降り場を目指します。



  


おや!これは驚きました。このシラビソは、見たところ、雪の重みで幹がしなって真っ直ぐに立てない状態、つまり、雪が解けたら真っ直ぐに戻る…と思いましたがそうではなく、夏でもこういう向きになってしまったのですね。だって、枝の上方向に必ず生えるシラビソの球果も、こんな位置に生えています!!

こういう自然観察では、植物に造詣が深いN様ご主人とはとても話が盛り上がります。私もとても嬉しいひと時です。



  


ウサギの糞があるところには、近くに食痕もある。そういうこともN様はご存知でいらっしゃいました。

最後の休憩では、東吾妻町のお菓子屋さん、藤井屋の和洋コラボ菓子を召し上がっていただきました。すみません、美味しすぎて草津のホテルには卸していないんです。ご用命あれば私がお送りしますので…。


あまりにも天気が良くてゆっくりしすぎてしまい、ゴンドラに乗ったのは15:58、営業時間終了の2分前でした。危ない危ない。


N様。今年もAAESのスノーシューツアーを年中行事にしていただいてありがとうございました。また来年も、最高のスノーシューコースをご用意してお待ち申し上げております。今日は草津の夜をゆっくりとお楽しみ下さいませ。


本白根山とお釜めぐり スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/kusatsu_motoshirane01/index.html






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