雪の日の本白根山スノーシュー



昨日に引き続き、名古屋からの40名の団体様を、スノーシューガイドです。今日はこの人数を本白根山へご案内しました。草津温泉ホテルヴィレッジご宿泊です。


本白根山とお釜めぐり スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/kusatsu_motoshirane01/index.html


今日はあいにくの雪〜吹雪となり、キツい山行となりましたが、吹雪の中での本白根山スノーシュー写真を公開しておく良い機会なので、画像をアップします。



      


天気は西高東低の気圧配置。吾妻郡の里地域はピーカンとなりましたが、本白根山はそうはいきませんでした。しかし、スタート時は風もなく、穏やかに降る雪。気持ちよくスノーシュートレッキングです。





ロープウェイとリフトを乗り継いで、標高2,100mオーバーの亜高山帯針葉樹林、樹氷の世界にらくらく来られてしまいます。



      


オシラビソの樹間をくぐって、風衝地を越えて、





空釜の縁に来ました。あの、ピークが草津白根山の最高峰、本白根山頂です。



    


今日のお客様方は、通年トレッキングをされているので、夏の本白根山をよくご存知でいらっしゃいます。そうです、あれが夏にコマクサを観に見えて、歩かれた遊歩道です。





本白根山の手前のピークは、割と斜度がありますが、ほんの100m間位なので、どうってことはありません。いつもはほんの数名様をエコツアーでご案内しているコースです。この斜面をこの人数でアタックすることになるとは思ってもいませんでした。



      


山頂付近で記念写真を撮り、昼食場所を探します。





このまま本白根山探勝歩道最高地点を目指したい…のですが、風も出てきましたので、コマクサ火口原の中に降りることにしました。



    


風の強いところから、風の弱い火口の中に、お尻滑りで避難します。





初めは怖がっていらっしゃいましたが、滑りだしたらもう快感です。分かりますよね。



  


この後、本白根山探勝歩道へ出たあたりから、かなり風が強くなってきました。左頬に北西の風が容赦なく吹き付けます。皆さん、立ち止まらないで、小幅でやや早めに一歩一歩確実に前進し続けますよ、ガンバです!



    


鏡池火口の稜線まで来ると、先ほどの強風も穏やかに。やはり本白根山展望所付近は、特に風が強いですね。西高東低の気圧配置の日は、覚悟を決めるコースであります。今回は長く稜線を歩く「空中散歩コース」が取れなかったこと、昼食がゆっくりできなかったこと、自然解説があまりできなかったことで、かなり時間短縮となりました。


それでも、お客様の中には昨年、このコースを申し込んだのに強風で白根火山ロープウェイが動かず、別コース(的岩)にされてしまい、リベンジで見えていた方が2割程いらしたので、目的の本白根山頂を踏めたことに満足されていました。


夏の本白根山探勝歩道は本白根山頂は通っておらず、日本百名山草津白根山の最高地点=本白根山頂に行くには冬しか行けないのです。しかも、個人では行くことができません。草津白根山系の地理地形と硫化水素ガス発生地点等の危険箇所の把握、そして気象・雪山の理解、安全対策、救護等の技術に長けた者の同行なしでは立ち入らせてはもらえない山域です。


それでも、神秘的な亜高山帯針葉樹林、ハイマツ群落、雄大な3,000年前の噴火口・空釜、浅間山北アルプスの眺望など、魅力たっぷりのスノーシューコースです。眺望を狙うなら空気の澄み切った1月〜2月、穏やかな天候を狙うなら3月〜4月がオススメです。


本白根山とお釜めぐり スノーシュー
http://ecotourism.or.jp/snowshoe/kusatsu_motoshirane01/index.html


ぜひ、お出かけくださいませ。お待ちしております。






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