スノーシューツアーガイド研修会 -草津白根(1)- 実施



必要に迫られて、スノーシューツアーガイド研修会を実施しました。当協会のエコツアーガイドとして以下のスノーシューコースをご案内できるようになるための訓練です。





(1) 白根山湯釜と地蔵岳 コース(午前の部)
(2) 常布の滝遠望と蟻の塔渡り コース(午後の部)


スノーシューツアーガイド研修会 -草津白根(1)
http://ecotourism.or.jp/training/ssg-tr-shirane01.html


午前8時に集合して、延々と研修会。昼食は白根火山ロープウェイの中?或いは車で移動中、日が暮れてもまだやって、17:40 解散予定です。


ところが、朝から猛吹雪で白根火山ロープウェイが動かない L(゚□゚)」オーマイガ!


午後から、仕切りなおして集合し直しました。常布の滝遠望と蟻の塔渡り コース のみ、実施します。



  


谷沢川にある、氷のカーテン。そういえば年末に、TV制作会社から、日本珍百景にしたいから案内してくれって電話がありましたね。「今すぐ来てくれ」とか言っていたので無視しましたが…





割とスラッとした、いい形のミズキです。建築の仕事もするFさんは、家を建てるときに、火事にならないように屋根裏に入れたりするということを聞かせてくれました。ミズキは大変に水分含有率が高く、なかなか乾燥しません。それで、そんな使われ方もされているのでしょう。



  


これは雪崩ではなく、グリーン期に土砂崩れがあって、その上に雪が積もっているのでしょう。こういうことが多い道なので、草津町は登山道としては閉鎖したのでしょう。樹木にまとわりついている体毛はカモシカのものでしょう。かなりベッタリとついていました。体を何回こすりつけるとこのくらい体毛が抜けるのでしょうね。



  


五郎清水は、年々水量が減っているように見えます。あれ?色までついてきたか?と思いましたが、藻がブランコしていたみたいです。



  


まずは芳ヶ平方面に少し登って、常布の滝遠望地点に来ました。ここからなら、観望できます。



  


蟻の塔渡り(戸渡り)を越えて、もう一箇所の常布の滝遠望地点に来ましたが、今日の天候ではここからは見えないようです。





「物見のナラ」です。ここでは当地ならではの解説をしていただきたい。インタープリテーションネタがたくさんあります。



  


あれ、サラサドウダンの枝が面白いように上にまっすぐ伸びています。こちらは見本のようなシラカバのへの字。たくさん「への字」がありますね。



  


凄くねじれたシラカバ。犯人は解かりますか?それにしても、こういう針葉樹はあまり見ませんよね。針葉樹の場合は自分の形状を変更されるのに耐えられないから毒(樹脂)を出すのかもしれません。おや、千手観音ミズナラが昨年は熊に随分食べられたみたいですね。





そんな、熊棚だらけのミズナラも、こうして寝転がって見上げてみると面白い。クマがドングリを食べているところを想像しながら…



  


この下にあるのが『オウム岩橋』。「ここには、トーマス君がいたんですが…」と言ったら、すかさずHさんが「鼻が落ちちゃいましたか」って!かなり私の自然感とシンクロしてきましたね?!



  


オウム岩は、葉が茂っていないこの季節の方がよくオウム=(こだま)しています。ヤッホー!
おや、トイレも設置されたのですか?! あーレクの森の公共トイレをご案内ですね、なるほど。





これは、「ハメ殺し」と言います。ええ、もうそう言うしかないでしょう。



  


割れてしまったモミの木、苔のたくさん付いたモミの木。どんなお話をお聞かせしますか?




コシアブラの根元は象の足みたい…だゾウ!





そして、このコースの最後の見所はこれ、


カラマツとコシアブラの合体木 です。



これこそが生命、そして夫婦。互いに全く異なる背景とプロセスにより体系づけられた二つものは異質故に共生・融合を試みてもなかなかうまくいかない。しかし、一度でも融合を試みたもの同士は、何らかのきっかけで再び求め合い、共に生きようとするのである。


これこそが、まさに夫婦の姿であり、生命のプロセスそのもの と言えるでしょう。


いい研修会でしたね。また次回!






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