六合でドキュメンタリーを作ろう会議


平家の落人伝説や重伝建・群馬鉄山などの歴史、今なお残るねどふみやおんべえやなどの農村文化…六合は、今なお特有の風土を残している。

その六合に暮らす人々から語られる過去・現在をドキュメンタリー映像として残すことは、価値のあることだ。(岡安さんのFB記述より)


2014年春、日本映画大学の学生による中之条町六合でのドキュメンタリー撮影を実現させたい―――



  


ひょんなことから知り合いになった映像作家の岡安賢一さんは、もの凄いバイタリティあふれる方で、頭の回転も速く、アイデアマン。彼から、「何か協力してくれそうな存在」の一人としてお声をかけていただきました。何ができるのかわかりませんが、六合の宿「くじら屋」さんで行われる会合に参加させていただきました。



  


日本映画大学講師の安岡卓治さん。この方が学生にドキュメンタリーを制作させようとしてくださっています。岡安さんはこの学校の卒業生で、さらに厳しい先生に教わったそうです。なるほど。


それにしても、2007年、2008年と2年連続で、日本映画学校(現日本映画大学)のドキュメンタリーゼミの在学生が中之条町・伊参スタジオに滞在して、12本のドキュメンタリーを制作したことがあったんだそうです。1作品につき1人を取材対象にして、伝統芸能保存会、猟友会、石工、画家、鉄工技師、椎茸農家など多岐に渡ったそうです。

2008年2月には、伊参スタジオ映画祭バックアップのもと、町内ツインプラザにて上映会が開催されたそうです。



うわー、めっちゃ見たかった!






いやいや、素晴らしい人材がいるではないですか。東吾妻町の人も取材してくださったのですね。原町の三味線職人さん…あ、看板出ていますね。小林さんっていうんだ。




  


この人も職人気質で素敵でした。伊勢町の石工・斎木三男さん。平成18年(2006年)、嵩山にある大量の観音群を約150年ぶりに修復(平成の大修復)した石工さんです。



  


そして自己紹介タイム。驚いたことに、六合の伝統工芸品メンパの修行をしている女性とは、あのY様の娘さんでした!いや〜世間って狭いですね!


その後、会食となりましたが、私は所要があり帰りました。その際に二つの事だけお話しました。

以前、私が万座に勤めてた頃、嬬恋の人から「六合は源平の戦いで落ち延びてきた人達が作った集落で、都(京都)の人たちの末裔だから、六合の人は美人で上品なんだよ。」と聞いていました。その後、何かの機会に六合に行こうと思ったら、カーブを曲がるたびに山や川や谷が邪魔して先に進めないほど奥深い。まるで、行こうとしても山川谷が通せんぼして塞いでいるかのよう。あれは、この奥山の谷あいを切り開き、自分たちの故郷をつくってくれた、六合の人々に、変な虫がつかないように邪魔しているかのようだった。


私は昨年、六合村で「おんべいや」の作業を一通り手伝って、その後の七福神が騒ぎながら大きな大きなあの炎にあてられながら過ごす六合の小正月を体験して、この集落には確かに神様がいる、と存在を感じました。そして六合の神様の氏子になりたい、六合に住みたい、と思っていました。…しかし、もう一方の、愛する人・妻が欲しいという願いの方を六合の神様は天に持ち帰って、私は結婚し六合には住めなくなりました。あれも、神様が六合の人を守ったのかもしれませんし、本当の意味で、深いところで私を救ってくれたのかもしれません。


とにかく、六合には神様が、います。


それでは、皆さんおやすみなさい。これから宜しくお願いいたします。






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