「森で遊ぼう!木登り体験」を実施





中之条町入山地区の観光ターミナルセンター・花楽の里の“うらやま”を、中之条町内外の子どもたちが、走り回って遊べるような森にして、都市農山村交流事業を進めていこうというプロジェクト、あがつま都市山村交流アクションプログラム が進行中です。


あがつま都市山村交流アクションプログラム
http://ecotourism.or.jp/aes_action.html


まず、第一弾のイベントは「木登り体験」です。小諸市の名インタープリター、清水実さんの手法・指導法で実施いたしました。


森で遊ぼう!木登り体験
http://ecotourism.or.jp/aes_action/kinobori20131020.html



  


9時に集合し、当初はすぐに木登りする樹木へ連れていく予定でしたが、かなりしっかりと雨が降ってきました。現地での時間、降雨に晒される時間を少しでも短くするために、花楽の里レストランの軒下で参加者にロープとカラビナを数種配り、私の指導で、今日この後使う予定のあるロープワーク数種の講習会と、簡易ハーネスを作って装着してもらってから、うらやまに登りました。


途中、ナツハゼとムラサキシキブの実を食べ比べて見たり、スタンアンダソンさんに、自身の中之条ビエンナーレへの出展作品である登山道「犬の散歩道」を紹介してもらったりしながら目的地へ進みます。





尾根で待っていたの小諸市最高のインタープリター、清水実さん。今日の木登り体験の現場の方を、準備から実施までコーディネート及び体験指導してくださっています。ヘルプは橋詰将太さん。これにボランティアスタッフとして山本茂先生とスタンアンダソンさん、そして私は私で勝手にプログラムを展開する予定。



  


今日のプログラムについてや、木登りの仕方などを説明しました。子ども達は着けてきた簡易ハーネスのまま、大人には念のため、本物のハーネスの方がいいでしょう…と。





では早速、木登り開始。トップバッターが果敢に登ってゆきます。





しかし、登り甲斐のある、いい樹です。樹種はヤシャブシでした。



  


まずは子ども達から、次々とチャレンジ。さあ、この、木登りを待っている間に私も何か用意をしなくては…





そう、樹木にしっかりと張り付いて!



  


どうだい、樹の上の世界は? 降りるときはロープに身を任せぶらーんと。



  


待ち時間を消費するために清水さんが用意してくれたブランコ。参加者25人では一つでは足りません。
で、私はこの日に用意した、テンドン マスター クライミングロープ 9.7mm 50mを惜しげもなく使って、






  


出発前に参加者全員に作らせておいた「スリング」をここで利用。張ったロープにスリングをかけ「プルージック」結びをするとあれ不思議、登高器のように休憩しながらロープを登って行けるのです。



  


好奇心旺盛な子ども達にはウケました!すぐに「もっと長距離でやりたい!」のリクエストが。スタンさんが下まで伸ばしてセットしてくれました。



  


さて、私の方ではもう一つ木登り手法を実演。昔覚えた「ぶり縄」を。理想としては11㎜径の綿ロープ12mが最高なのですが、カインズ、コメリ、ファームドゥを回ってもロープは10㎜と12㎜しかありません。丸太は4㎝がベストですがなかなかいいものがありません。そんなこんなで、そんなことで、用意できたのは12㎜径の綿ロープ15mの両端に4,5㎝径・60㎝丸太がついている、そんなゴツイぶり縄です。とっても扱いにくいんです。



  


ぶり縄名人が降りてくる時には、縄を全て解いて樹の後ろに数本の縄束を当てつつ降りてくるのですが、それはとても一般の方にやってもらう訳には行きません…ので、私になりに考案したのは、

  1. まず上の段を解いて、棒を樹の裏側に置いて、棒と樹と自分をサンドイッチ状に縛り付ける。まるで樹の裏側にぶり縄をセットするような形態になる。自分は樹に括りつけられ、安定している。
  2. その状態で、下の段を縄を振り回すようにして解く。
  3. 解いたら、自分を括りつけている縄と樹の裏側にある丸太の両端を握り、右足を樹の向こうに、左足を樹の手前につけて、自分の体を樹から離したり着けたりしながらスピードをコントロールして降りてくる。


です。解るかなー?





とは書いたものの、それも面倒くさい…。この位の高さだったら飛び降りてしまいたい衝動に駆られます。



  


お、子どもが近づいてきました。よーしやってみるかい? こうやって降りてくるといいかな。





凄いぞ!子どもぶり縄。ぶり縄でスラスラ登れるようになっちゃったら、他の木登り法なんてアホらしくてできなくなっちゃうんじゃない?



  


メインの木登りの方は、子ども達が一通り終わり、大人がチャレンジしているようです。お、山本茂先生、御年78歳にしてクリアですね。





大人も、思わずハマってしまうのが自然の中でのアクション体験。童心に帰ることができます。せいせい、スッキリするでしょ。やっぱこういうのだって癒しだよね〜



  


子どもがロープを貸してほしいというので、細めのロープを貸したら、あらま、山本茂先生のさしがねですか。なーんだ、ターザンに使うんだったらもっと太いものにしてあげたのに…げ、スリング用のロープをフック代わりにしてやってる!ロープが痛むなあ〜





ま、でもこのやり方だったらスピードも出ないし危険じゃないのかな。激突場所にも人がスタンバっているし。



  


大人の女性がぶり縄に初挑戦。そうそう、そうやって足をかけて、



  


もうそこまでにしておきましょうか!下の縄を解いて、降りてきてくださーい。





エイトカンで参加者を支える作業を延々としてくれた橋詰さん、ありがとう。



  


最後は私も一回登って、自分が作った簡易ハーネスの具合を確認。おお、最高じゃない。
そんなこんなで、13時前に花楽の里へ下山してきました。いやいや、朝7時の時点でどんどん雨足が強くなってきた時にはどうしようかと思いましたが、決行して大正解でしたね。いっぱい遊びました。





清水さん「今日楽しかったと思う人!」


参加者「は〜い、は〜い!!」


うちは、やらせはやらないですよ〜。初回にしては大成功でやんした。皆さまありがとうございました。


次回は、11月24日(日)、親子で作るツリーハウス「秘密基地をつくろう!」です。子どもは無料、大人は協力費500円いただきます。ぜひご参加くださいね!






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