ぐんま森林インストラクター会主催「樹はともだち 森体験と木登り体験」を視察研修





「木登り」は楽しい。




だから、どうやったら楽しく安全に提供できるか…を考えています。まずは、ぐんま森林インストラクター会主催「樹はともだち 森体験と木登り体験」を、視察研修に行ってきました。会場はかの有名なサンデンフォレストです。サンデンというのは、自動販売機や自動車機器、住宅空調や冷凍ショーケースなどを製造販売する大会社で、その会社に隣接する森なのかな…?



  



と思ったら、工場の中に森がありました。そして、このような森林体験などの活動は、建築現場事務所を再利用した研修室をベースにして催されているようです。ところで、最近、NPO法人赤城自然塾という、とても優れた団体が動いているなあ、と思っていたのですが、その事務所がこの2階にありました。なーんだ、この大会社の社員さんが関わっているのか!上場企業のエリート社員さんが社命でNPO法人を運営しているとしたら、それは見事な企画運営になるに違いありません。そういうことだったのか?!



  


さて、今日はあいにくの雨で、これからますます天候が悪くなる見込みです。予定していた森の探検は中止となり、午前中から木登り体験をすることになりました。開会式の後、準備体操をして、



  


谷を越え、屋根つきの休憩所へ。今日の木登りインストラクター達と対面です。今日の木登り方法は「ツリーイング」と呼ばれる、TMCAという協会のロープテクニックで登ります。





ツリーイングの準備は二本の樹木で用意してありました。



  


森林インストラクター・三澤さんは高木の伐採や治療を生業としています。この道具、凄いですね。
TMCAの最高位:Tree Masterが今日の先生です。なになに、ブレイクス・ヒッチを結んで、フットループに足をかけて登る…?



  


フットループという、足をかける輪は、通常、プルージックと呼ばれる結び方をしたものです。これを上にあげて、足を入れて下に伸ばすとその分、体が上に上がる、そして上部のブレイクス・ヒッチを上に詰めて…の繰り返しで登ってゆきます。



  


子ども用ハーネスは6,825円、ヘルメットは大人子ども兼用で13,650円。これからツリーイングを導入するためにはこういうものもガッチリ揃えなくちゃいけません。正直キツイです。


HappyTree(ツリーイング用具専門店)
http://www.happy-tree.jp/shop1.html



  


ロープを樹にひっかけているところは、摩擦で傷まない様に、ロープにカバーをかけています。カバーはロープスリーブというそうで、85cmで2,625円、120cmで3,150円。

子どもたちが次々にトライしていきます。





子ども達にとっては、初めての空中体験でしょう。どんな気分かな。



  


さて、一気に全員は登らせることができないので、何人かずつの体験となるため、待っている間にと、スラックラインが用意されていました。子どものためにとても低い位置に張ってあって、さらにその上にロープを張り、カラビナから別にロープを垂らしてあります。それを持ちながら進みますが、かえってバランスが取れないようです。



  


結局、上のロープにつかまって進むようになりました。これが一番いいみたい。





そんなこと見て言っている間に、ツリーイングの方は結構登ったかな?



  


さらに、もう2か所、ブランコを設置してありました。用意周到で頭が下がります。



  


スタッフは、常時参加者に目をやり、何かあったらすぐに登ってサポートしに行きます。20分は経ちました。そろそろ、降りてもいい頃ですね。



  


樹上を自由に動き回る三澤さん、カッコイイ〜。
参加者が空中にいる間、何かの拍子で一気に落ちてしまわない様に、このようにセーフティーノット(スリップノット)を数メートルごとに仕掛けてあります。なるほど。



  


降ろす時は、指導者がマンツーマンでゆっくりと降ろします。とても人的なのです。



  


TMCAとしては通常は、こうやってロープを後ろに回して降ろすようですが、プロの三澤さんはエイトカンを使っていました。



  


ブレイクス・ヒッチとフットルース(プルージック)。まずはこれをマスターするのかな?



  


ブレイクス・ヒッチという結び方は、どちらのことをいうのかよく解りません。ロープはTMCA認定のものは36mで18,900円、45mで23,100円、60mで30,450円です。専用バッグは6,195円。TMCA認定ハーネスは23,100円です。



  


最後に、私も登らせていただきました。動きの軽い大人はフットルースを使わなくても、足にロープを絡めて登ってしまえます。(私は悪戦苦闘しましたが…) 上の枝に着いたら、ゴールです。



  


ゴールから見る下界の風景。これが樹の上からだったらいいけど、空中からです。うーん、ツリーイング&ツリークライミングは、これだけだとやっぱり消化不良というか、満足にかけます。もう少し、樹木に触ったり自然を体感したりできないと!




森の教室に戻って、協会メンバーで昼食を食べながらこれから私達が取り組むべき「木登り体験」について話し合いました。やはり、もう少し樹木との一体感が欲しいという、共通認識のもとに…。
木村さんの弁当箱は六合名産のメンパでした。いやーさすが、地元の名物をしっかりと使っていらっしゃる!素晴らしいです。






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