北軽井沢ルオムの森「百年文庫」 世界の木の実展
ものづくり塾の帰りに、用があって北軽井沢へ出かけました。
お世話になっている北軽井沢ルオムの森さんにお邪魔したところ、「百年文庫」で世界の木の実展を開催していらっしゃるとの事です。ちょいと覗かせていただきました。
北軽井沢ルオムの森
http://luomu-mori.com/
たくさんの木の実が並んでいます。
おお、これはジュニパーベリーですね。お酒のジンの香りづけにも使われます。ジュニパー精油の原料はこの実なのですね。ヒノキと同じ仲間だそうですが、日本のヒノキの実は乾燥して割れているイメージしかないですが、これは割れていませんね。ジュニパーベリーの画像はいつも割れていません。ベリーというくらいですから熟すと液果になるのでしょうか?
ちなみに、フランスの病院では、ローズマリーとジュニパーの小枝を焚いて空気を浄化していたらしいです。
これがワタの実ですか。熱帯や亜熱帯地域が原産ですから嬬恋あたりでは見ることはありませんでした。化学繊維よりも木綿の服が大好きなのに、これではいけませんね。
これが世界で最も太くなる樹木、バオバブの木の実ですか!世界最大のものは南アフリカ共和国メッシーナ近郊にあるそうです。幹回り45.1mとも47.1mとも情報があります。やはりでかくなる樹木は実も規格外なのでしょうか。
世界最大のバオバブの木(撮影・吉田繁 文・蟹江節子)
http://trees.fem.jp/essay/1/1a.html
カカオの実です。先日、TV番組で一人の日本人がウガンダの極上野生カカオにほれ込んでウガンダでチョコレート工場を経営しているのを見ました。アラガキさん。その人のブログを発見しました。ガンバレ!日本人。
ウガンダチョコレートのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ugandachocolate
フタバガキですか。日本の森林の階層構造は下から
- 高木層(8〜30m位)…
- 亜高木層(3〜8m)
- 低木層(0.5〜2m)
- 草本層(10〜200?)
- コケ層・蘚苔地衣層(5〜10?)
となりますが、熱帯雨林にはさらにその上に
- 巨大高木層(50〜70m)
が現れると聞きます。その巨大高木層の代表的な樹種がフタバガキ科の植物だそうですが、これがそうだったんですね。
最後は、ヒラヤマスギ。スギといってもスギの仲間というよりは実の形状からしてモミに近い種類のようです。日本には明治初期に導入された帰化種(原産地はヒマラヤ山脈西部の標高1500mから3200mの地域)で、主に園芸用で栽培されています。幹回りは3mに達すると言いますから、日本の針葉樹でもかなり大きくなるタイプです。この実は、熟すとバラバラになりますが一部だけが残って、それがバラの花の様になるのです。今日紹介した木の実の中で、この樹だけは嬬恋村にも数本あります。まだ実がなっているのを見たことがありませんが…
それにしても、私にとっては興味的な実ばかり揃えてくださいました。ルオムの森スタッフの方々、世界の木の実展企画者の方々に大感謝です。また来年も、ぜひ開催をお願い致します。